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ビジネスマンの読書は「防具」だ。成長にウンザリな私が身を守るために本を開いた理由

ビジネスマンの読書は「防具」だ。成長にウンザリな私が身を守るために本を開いた理由

「ビジネスマンなら月に最低3冊は本を読め」

「読書しない社会人は成長が止まる」

ネットを開けば、意識の高いインフルエンサーや著名人がこんな言葉を投げつけてきます。

正直、ウンザリしませんか?

「こっちは毎日の業務と上司の機嫌取りでクタクタなんだよ。帰りの満員電車で本を開く気力なんてあるわけないだろ……」

これが、数年前までの私の本音でした。

毎朝、死んだ魚のような目でスマホのSNSをスクロールし、会社に着けば無能な上司の思いつきに振り回され、夜は疲れ果てて缶ビールを飲んで寝るだけ。

「成長」なんて立派な言葉、1ミリも響きませんでした
ただただ、平穏に、これ以上傷つかずに毎日をやり過ごしたかったんです。

そんな私が、なぜ今、ビジネス書を読むようになったのか。

それは決して「出世して年収を上げたいから」や「意識高い系に目覚めたから」ではありません。

結論から言います。

私にとっての読書は、「会社に搾取されず、理不尽な上司から身を守るための『ズルい防具』」だったからです。

この記事では、かつての私のように「毎日を生き延びるだけで精一杯」というあなたに向けて、「なぜ弱者こそ本を読むべきなのか」、その泥臭い理由と私の体験談をお話しします。

読書しないビジネスマンが損をする、会社からの「静かな搾取」の正体

世間のニュースでは「社会人の6割以上が月に1冊も本を読んでいない」といったデータがまことしやかに語られます。

「だからお前らはダメなんだ」と言わんばかりのトーンですが、私はそんな説教をするつもりはありません。

ただ、一つだけ残酷な真実があります。

「会社以外の知識を持たない人間は、上司にとって最高に都合の良いサンドバッグになる」ということです。

読書をせず、外部の情報をシャットアウトしたまま働き続けると、私たちの身に何が起きるのか。私の実体験を交えて紹介します。

リスク① 上司の「クソタスク」を論破できず丸投げされる

かつての私は、上司から「これ、急ぎでやっといて。やり方は適当に考えといて」と丸投げされる常連でした。

なぜ私ばかりがターゲットになっていたのか。
それは、私が「反論するための言葉(知識)」を持っていなかったからです。

会議室で上司に詰められたとき、相手の論理が破綻しているのは直感でわかります。

「いや、それはおかしいだろ」という強烈な違和感はあるのに、それを論理的に説明する語彙が出てこない。

結果として押し黙ってしまうと、その沈黙が「納得した証拠」として扱われ、「じゃあよろしく」とまた一つクソタスクが積み上がる……。
結局、いつも自分が謝り、自分が泣きを見るしかなくなるのです。

本を読んでいないと、自分の頭の中にある「これまでの経験」だけで戦うしかありません
しかし、それでは論理が弱く、声の大きい上司に押し切られてしまいます

もしあの時、少しでもビジネスの型や他社の事例を知っていれば。

「〇〇という本にもありましたが、このフローだと後工程でボトルネックが発生するリスクが高いです。こちらのやり方で進めてもよろしいでしょうか?」

と、もっともらしい理由(盾)を使って、理不尽なタスクを弾き返すことができたはずです。

知識がない状態は、戦場で丸腰のまま突撃させられているのと同じでした。

リスク② 「会社の常識=世界の常識」と洗脳される

これが一番恐ろしいリスクです。

毎日同じメンバーと顔を合わせ、同じ社内ルールの中だけで生きていると、徐々に「この会社の常識が世界のすべてだ」と錯覚し始めます

上司のパワハラまがいの詰めも、「自分が仕事ができないから悪いんだ」と思い込まされる。

「ここで評価されない自分は、他に行っても通用しない」と呪いをかけられる

本を読まないということは、「新しい視点を入れる窓を塞いでしまうこと」に他なりません。

密室の中で、上司の言うことを真に受けてしまい、精神的に追い詰められていく。
かつての私がまさにそうでした。

ビジネスマンの読書は「成長」のためじゃない。ただの「理論武装」だ

ある日、あまりにも理不尽な責任の押し付けに心が折れそうになった私は、すがるような思いで書店に駆け込み、心理学と仕事術の本を1冊買いました。

そこに書かれていたのは、「無能なマネージャーの典型的な行動パターン」と、「自分のタスクに境界線を引く方法」でした。

目から鱗が落ちました。

「なんだ、私が悪いんじゃなくて、上司のマネジメント手法が完全に破綻しているだけじゃないか」

この事実を「外部の権威ある情報」として知った瞬間、すっと心が軽くなりました。
上司の怒声が、ただの「無能の証明」にしか聞こえなくなったのです。

「知っている」だけで、心理的な優位に立てる

それからというもの、私は少しずつ本を読む(というか、情報を拾い読みする)ようになりました。

「なるほど、今のうちの部署の状況は、この本でいう『組織のライフサイクルの停滞期』に当てはまるな」

「上司が言っている行き当たりばったりの指示は、典型的な『サンクコストの呪縛』だな」

こんな風に、職場の理不尽を冷静に分析し、自分の中でラベリングできるようになったのです。

これは、ゲームで言えば相手のステータスや弱点が丸見えになっている状態です。

真面目に仕事に取り組む必要なんてありません

上司から理不尽な要求が来ても、「あぁ、またあのパターンね」と心の中で鼻で笑いながら、適当にいなすことができるようになりました。

読書は、私を成長させたわけではありません。

ただ、「真面目に傷つくのをやめ、最小労力で生き残るためのズルい知恵」を授けてくれたのです。

忙しいビジネスマン必見!真面目に1冊読み切る必要なんて全くない

「でも、やっぱり本を読む時間も気力もないよ」

そうですよね。痛いほど分かります。

ここまで読んでくれたあなたに、最大のネタばらしをします。

本なんて、最初から最後まで真面目に読む必要は一切ありません。

「1日5分から始めよう」とか「アウトプット前提で読もう」なんていう意識高いアドバイスも無視して結構です。
そんなことをしていたら、また仕事のように疲れてしまいますから。

私たちが手に入れたいのは「著者の深い思想」ではなく、「明日の朝、上司の攻撃をかわすための、ちょっとした知識の盾」です。

事実、私はビジネス書を買っても、全体のうちの5%程度しか読んでいません。
それでも、目次をさっと見て「お、これはあの上司を論破するのに使えそうだ」という箇所だけをつまみ食いするだけで、理引な要求を跳ね返すには十分すぎました。

「本を読破すること」を目的とするのではなく、「自分を守るための使えそうなフレーズや概念をパクること」を目的としてください。
この「チート感」に気づけば、読書は一気に苦行ではなくなります。

まとめ|ビジネスマンの読書は、自分を守る最強の「知恵」になる

会社は、真面目で従順な社員を好みます。

なぜなら、何も知らない社員のほうが、安い給料で文句も言わずに働かせることができるからです。

「このままでいいのか……」

もしあなたが、今の職場にそんなモヤモヤを抱えながらも、何もできずに立ち止まっているのなら。

いきなり転職活動なんてしなくていい。
資格の勉強なんてしなくていい。

まずは、外の世界の「知恵」を少しだけインストールしてみてください

あなたの心を守るための防具は、意外と身近なところに落ちています。

「本が防具になるのは分かった。でも、そもそも本を開く気力すら残っていない……」

「ビジネス書を買っても、どうせ積ん読になってお金の無駄になるのがオチだ」

そんな風にため息をついているあなたへ。

実は、本屋に足を運んだり、分厚い本をペラペラとめくったりしなくても、「本のおいしいところ(要点)」だけをズルく10分でかすめ取る方法があります。

私はこの方法に出会ってから、1冊も本を自腹で買わずに、上司を黙らせる「知識の盾」だけを効率よく集められるようになりました。

時間もお金も搾取されたくない中堅ビジネスパーソンが実践している、その「最小労力で知恵をつける裏ワザ」を、次の記事でこっそりお話しします。

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