【今日からできる】説明がうまくなる『話し方』のコツ5選 
  • 説明下手で損をしている気がする
  • 聞き手にストレスを与えているかもしれないと不安になる
  • どうにも説明するのが苦手だ

今日はこんな疑問に答えていきます。

  • 説明がうまくなる話し方のコツを解説します

説明のしかたをちゃんと教えてくれる上司っていないじゃないですか?

なんかよくない説明をしたら後からダメ出ししてくるくらいですよね。

とはいえ、ビジネスシーンでは説明する機会が多かったりするので、上手く説明できるにこしたことはないわけです。

では、どのように説明力を向上させていくのか?

それは「説明のしかた」を『情報を伝える順番』と『話し方』とで分けて考えるのがよいと思うのですね。

『情報を伝える順番』は「脚本」
『話し方』は「演出」

ごちゃまぜで考えるより、性質が異なるものは分けて考えたほうが理解しやすいです。

両方苦手な人もいれば、片方は得意でもう片方が苦手という人もいると思います。

あなたが得意だと思うほうは伸ばしつつ、苦手だと思うほうを鍛えていくのがよいのですね。

ということで、本記事では「演出」である『話し方』のほうを解説していきます。

「脚本」の『情報を伝える順番』はこちらの記事で解説しています↓

関連記事説明が苦手でも『説明する順番』を決めておけば大丈夫です!

説明がうまくなる『話し方』

説明がうまくなる『話し方』

『話し方』で心掛けたいポイントは次の5つです。

話し方で心掛けたい5つのポイント

  1. 声の出し方
  2. 話すときのしぐさ
  3. 話す長さ
  4. 表現のしかた
  5. 話し方の工夫
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① 声の出し方

話し方がうまくなるコツ① 声の出し方

声の出し方で気をつけたいことは次の2つになります。

声の出し方で気を付けたいこと

  • ハキハキ話す
  • 抑揚をつける

ハキハキ話す

声が小さいと、相手が聞き取れなかったり、自信がないように受け取られたりと、良いことなしです。

説明の内容がよくても、声が小さいだけで伝わりにくくなるので要注意。

普段あまり大きな声で話さなかったとしても、説明するときは意識的に声を大きく出して、ハキハキ話すようにするとよいのですね。

抑揚をつける

ハキハキ話すのは大切ですが、ずっと同じ調子だと、重要なところとそうじゃないところの違いがわからなかったり、人によってはうるさいと受け取られてしまうこともあります。

ただ大きい声で話せばいいわけではないということですね。

そこで、『抑揚』をつけることも意識してみてください。

抑揚(よくよう) 
話すときの音声や文章などで、調子を上げたり下げたりすること。イントネーション。

具体的には、重要な部分やキーワードは特に大きな声で言うとかですかね。

重要な部分やキーワードを強調することで、要点が相手に伝わりやすくなります。

たとえば、資料でも重要な部分は太字にしたり赤字にしたりしますよね。それと同じです。

重要な部分は意識的に声を大きくしてみてください。

② 話すときのしぐさ

話し方がうまくなるコツ② 話すときのしぐさ

話すときのしぐさで気をつけたいことは次の3つになります。

話すときのしぐさで気をつけたい3つのポイント

  • 表情を出す
  • 余計な仕草をしない
  • 相手の方へ体を向けて話す

表情を出す

「無表情では伝わらない」ということですね。

ちょっと想像してみてください。

「すごくいい企画内容だと思います」と無表情で言われたらどう感じますか?

逆に笑顔で言われたらどうでしょう?

同じ内容のでも、表情によってまったく異なる印象を受けると思います。

「目は口ほどに物を言う」とも言いますし。

目は口ほどに物を言う
言葉に出さなくても、目の表情で相手に伝えることができる。 また、言葉でうまくごまかしても、目に本心が表れるものである。

表情のせいで誤解されて受け取られたら損しかないのですね。

ということで、なるべく表情を出すように意識してみてください。

余計な仕草をしない

話をしているときに無意識に出てしまうクセはありませんか?

たとえば

  • 髪の毛を触る
  • 頭をかく
  • 体が左右に揺れる
  • ボールペンをカチカチさせる

こういった動作に出るもの。

 

  • えー、あのー、とか(言葉のひげと言います)
  • やっぱり、逆に、とか
  • 同じことを何度も言ってしまう

このような口に出るもの。

 

などですかね。

普段は大丈夫でも、緊張すると出てしまうこともあると思います。

程度の差はあれど誰にでもあると思うのですね。

これらがなぜ余計かというと、聞き手が気になって話の内容に集中できなくなってしまうこともあるからなのですね。

また体がクネクネしはじめたな…
何回「えー」って言うんだろ?
とか、そんなことを思った経験はありませんか?

余計な仕草が多いと説明をちゃんと聞いてもらえなくなるかもしれませんので、なるべくしないように気をつけましょう。

相手の方へ体を向けて話す

資料を見ながらずっとうつむいたまま話したり、投影したモニターを見ながらずっと聞き手に背を向けたまま話をすると

  • 声が届きにくい
  • 表情が伝わらない
  • 相手に退屈な印象を与えてしまう

こういったデメリットがあります。

なので、ときどきで構わないので、意識的に顔をあげる・相手の方へ体を向けることをしてみましょう。

相手の表情を見ることで、相手の理解度も気にしながら話せるとなおよしです。

こちらが顔をあげて話しても、他の人はずっと資料を見てうつむいていることもあります。それはそれで、そういうことにも気づけるようなるということですね。
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③ 話す長さ

話し方がうまくなるコツ③ 話す長さ

丁寧にたくさんの情報を説明すれば、それだけ相手にわかりやすく伝わるというわけではないです。

話が長いと

  • 相手が情報を処理しきれないこともある
  • 話の途中で飽きられてしまう
  • 何を伝えたいのか要点がぼやける

こういったことが起きてきます。

こちらがよかれと思ってたくさん話しても、かえって伝わらなくなるということですね。

ということで、話はなるべく短くするようにして、要点を簡潔に伝えるようにしましょう。

情報が足りなかったら後から補足もできますし、質疑応答でも対応できますので、いきなりフルコースで説明しなくても大丈夫です。

説明は短くした方が伝わりやすくなりますし、要点が相手の記憶に残りやすくなるのですね。

④ 表現のしかた

話し方がうまくなるコツ④ 表現のしかた

表現のしかたで気をつけたいことは3つあります。

表現のしかたで気をつけたい3つのポイント

  • ストレートに言う
  • 事実と意見は分ける
  • 曖昧な表現はしない

ストレートに言う

回りくどい言い方をしないようにしましょう。

たとえば
A案、B案、C案と3つの案があってそのうち1つを選ぶとします。

  • A案がいいと思います。理由は、3つの中ではコストと効果のバランスが最もよくてリスクもないからです。
  • B案はいいと思うんですけどコストが高すぎますし、C案はコストが低くていいんですけどリスクがありますし、そう考えるとA案がいいのではないかと思います。

両方とも「A案」を選んでいるのですが、前者は「A案を選びます」とストレートな話し方に対して、後者は「B案とC案は選びません」という回りくどい話し方になっています。

回りくどい話し方をすると

  • A案がいいと思ったので選びました
  • B案とC案がダメだと思ったので消去法でA案を選びました

極端かもしれませんが、このように聞き手の受ける印象は変わってしまいます。

場合によっては本意ではない伝わり方をしてしまうこともあるのですね。

ということで、なるべく回りくどい言い方はせずにストレートな言い方をしましょう。

事実と意見は分ける

事実は事実としてきちんと伝えるようにして、自分の意見と混同しないようにします。

たとえば

  • アンケートの結果では、約7割の人が反対しています。
  • アンケートの結果では、約7割の人が反対していますが、私は賛成ですし、これは聞き方の違いであって、聞き方を変えれば賛成のほうが多くなると思うんですよ。

前者は事実のみ。後者は事実と意見を混同した話し方です。

事実と意見を混同して話すと、聞き手も何が正しい情報なのか理解できずに混乱してしまいます。

事実は事実としてきちんと伝えて、必要であれば「これは私の意見になりますが」などとそえてから意見を言うようにするとよいのですね。

曖昧な表現はしない

曖昧な表現とは「たぶん」とか「おそらく」などといったものです。

たとえばこんなかんじのことですね。

  • たぶん反対意見はでないと思います
  • おそらく問題はないかと思います

こういった曖昧な表現を使うと、事実なのか推測なのかの区別がつかず、説明の内容をわかりにくくしてしまいます。

曖昧な言い方はなるべくしないようにしましょう。

⑤ 話し方の工夫

話し方がうまくなるコツ⑤ 話し方の工夫

話し方の工夫として3つほどお伝えします。

話し方の工夫3つ

  • 大切なことを最初に話す
  • これから何を話すのか、先に明言しておく
  • 理由やポイントがいくつかある場合は、その数を先に伝える

要点を最初に話す

要点を最初に話すようにします。

日本語の文法上、経緯や状況説明などから話す傾向が強く、なかなか話の結論が見えてこないことがあります。

これだと聞き手もいつまで続くかわからない話を最後まで聞かないと、何の話なのか理解できません。

なので、要点から先に話したほうが伝わりやすくなります。

これから何を話すのか先に明言しておく

何について話すのか、話のテーマを先に明言しておくようにします。

話の主語の認識を合わせておかないと、聞き手のなかには何の話をしているのかわからない人も出てきます。

これから何について話すのか最初に一言入れるだけで、伝わりやすさがかわってくるのですね。

理由やポイントがいくつかある場合は、その数を先に伝える

説明したいことがいくつかある場合は、「今回お伝えしたことは3つあります」というように、その数を先に伝えるようにします。

たとえば

  • それではこの企画を選んだ理由を順番に説明していきます
  • この企画を選んだ理由は3つあります。それでは順番に説明していきます

前者は普通といったかんじで別に間違いではないですが、後者のほうが全部で3つということを意識して説明を聞けるため、話の内容が理解しやすくなります。

説明したい数が決まっている場合は、数を先に伝えるようにしていきましょう。

まとめ:より伝わりやすくするために話し方も意識しましょう

まとめ:より伝わりやすくするために話し方も意識しましょう

『話し方』のポイントは次の5つでした。

話し方で心掛けたい5つのポイント

  1. 声の出し方
  2. 話すときのしぐさ
  3. 話す長さ
  4. 表現のしかた
  5. 話し方の工夫

どんなに苦手な人でも、意識しつづけることで少しずつ改善されていきます。

逆にちゃんと全部できる人のほうが少ないと思います。

あなたの上司も別にできてないですよね?

なので、つねに意識しつづけるということが大切だと思うのですね。

あと、緊張してしまってうまく説明できないという場合は、事前の準備も大切ですが、やはり場数を踏むというのも必要だと思いますので、説明が苦手だからといって人前に出る機会を避けずに、ぜひチャレンジしてみてほしいです。

ではでは
お疲れさまでした。

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