- 会議などで決まったことが実行されないことに憤りを感じている
- 決めてもやらないなら、決める意味がないと憤りを感じている
この記事はこのような憤りを感じたことのある方に向けて書いています。
会議などで決まったことが
実行されないことはありませんか?
担当と期日まで決めたにも関わらず
期日になって進捗を確認をしたら
「やっていません」
みたいな。
せっかく会議で決めたのに
実行されなければ
決めた意味がないと思うのです。
なぜ決まったことが実行されないのでしょうか?
それは
結局のところ
やらなくても許される環境になっているから
ではないかと思うわけです。
決まったことが実行されない理由について
一緒に考えてみませんか?
担当者が納得していないから実行されない
決定した内容に対して
担当者になった人が納得していないからやっていない
ということもあると思います。
- 欠席裁判で勝手に決められていた。
- 必要性を感じられない。
- 合理的ではない。
- 納期などの条件が現実的ではない。
- とにかく納得できない。
など、納得できない理由もいろいろあるかと思います。
でも
納得していなくても決められたことをやる
というのも仕事ですから
決まったことはやらないとダメな場合のほうが
多いのではないでしょうか。
きちんと伝わっていないから実行されない
担当者にきちんと伝わっていなかった
ということもありますよね。
- 決まったことが伝達されていなかった。
- すっかり忘れていた。
- 自分だと自覚していなかった。
など
きちんと伝わっていないにも
いろいろな種類があると思います。
決定した会議に出席していて直に聞いていたはずなのに
進捗確認のときになって
「え?わたしでしたっけ?」
みたいな人いませんか?
そもそもそんな人に任せたことが
問題だったりすると思うのです。
現実的ではないから実行されない
納期などの設定に無理がある
そんなこともありますよね。
例えば
「1週間後までに企画書を作成する」
と会議で決まったとしても
- 1週間では作成できる内容ではなかった。
- とはいえ、その場では「1週間じゃ無理」とは言いづらかった。
- 1週間で終わると思ったけど着手してみたら無理だった。
- 他にもやることがあって忙しくてできなかった。
など
こういったこともあるかと思います。
これは仕事のしかたの問題だと思うのです。
できないとわかった時点で報告や相談もできますし。
担当者の能力が足りていなかったから実行されない
担当者のキャパを超えていた
ということもあるかと思います。
- やり方を知らなかった。
- やり方は知っていたけど、仕事が遅かった。
- 経験不足だった。
などでしょうか。
これは
「人選」だったり
「任せ方」のほうに問題があったりすると思うのです。
任されたほうも、できないとわかった時点で相談くらいはできますしね。
結論:結局は実行されないことが許されているから実行されない
- 担当者が納得していないから実行されない
- きちんと伝わっていないから実行されない
- 現実的ではないから実行されない
- 担当者の能力が足りてないから実行されない
他にもいろいろな理由はあるかと思いますが
結局のところ
理由や原因はどうあれ
実行されなくても、許されてしまっていませんか?
仕事ですから
基本的に
「やっていない」
というのは許されないと思うのです。
それでも
決まったことが実行されないのは
- やらなくても誰も何も言わない
- やらなくても怒られない
- やらなくても自分に不利益がない
やらないと怒られるのがわかっていたり
自分の評価に影響することがわかっていたら
誰でもやると思うのですよ。
仕事だからそういうのもありますよね
「やらなくても許される環境」は上司が作っている
では
何故そのような環境になってしまうのか。
それは
・上司
・意思決定者
・プロジェクトリーダー
このような立場の人たちが
「決めたことが実行されない」ことに対して
「何も言わない」から
ではないでしょうか。
上司やリーダーが何も言わないということは
裏を返せば
「やらなくても別にいいよ」と
言っているのと同じことですから
おのずと
「決めたことを実行しない」
組織になっていきます。
自分がそういう環境を作っているということを
自覚している上司はほとんどいないと思います。
悪気があったり
意図的ではない分
たちがわるいと思うのですよ。
もれなく「やってもやらなくてもどちらでもいい環境」が出来上がる
「やらなくても許される」環境に加えて
「やってもなにもない」環境にもなっていませんか?
それはやらないことを
さらに助長させることにもなると思うのです。
- やっても何もない
- やっても何も評価されない
- やっても自分に得がない
となると
「やってもやらなくてもどちらでもいいよ」
と、暗に言われているようなものなので
他にも仕事があるなか
わざわざ自分のリソースを割いてまで
やろうとする人は少ないと思うのです。
ということで
結局のところ
やらなくても許されるから
- 納得していないからやっていない
- 自分がやるものと思っていなかったからやっていない
- 忙しかったのでやっていない
- 納期に間に合わないのはわかっていたけど何も言わなかった
- 自分では処理しきれないのはわかっていたけど何も相談しなかった
許されますからね
まとめ:やらなくても許される環境への対処法
そんな
やらなくても許される環境への対処法ですが
ないです。
だって
上司が許しちゃってますから。
なので
- いちおう上司に進言してみる
- 何も触れない
どちらかかなと思います。
いちおう上司に進言してみる
決めたことが実行されないことに
もしかしたら
もしかしたらですよ
上司も課題認識を持っているかもしれないので
ダメもとで
自分の考えを上司に進言するだけしてみる
というのはどうでしょうか。
でも
だいたいが
ちゃんと言ったほうがいいと思うんですけど
一社員が進言されたところで
偉い人の行動が変わることはまず無いです。
とはいえ
はじめからあきらめるというのもあれなので
あまり期待はせずに言うだけ言ってみるくらいの気持ちが
ちょうどよいのではないかと思います。
ただ、言い方を気を付けないと
生意気なやつ、うるさいやつ、など
上司の心証を害してしまうリスクもありますのでご注意ください。
「なにオマエ」
みたいな顔するからね
偉い人は。
すぐするからね
何も触れない
あえて
何も触れない
というのもありだと思うのです。
あなたにどうしても改善しなければいけない大儀があれば別ですが
たぶんそこまでのモチベーションを持っている人は
そんなにいないと思います。
やらなくても許されることを逆手にとって
違うことに情熱と時間を使うのがよいと思うのです。
変に正義感は出さないほうが無難
真面目な人や正義感の強い人だと
とてもモヤモヤしてしまうと思うのですが
かといって
- 上司に強く進言を繰り返したり
- 実行しない人に対して言及したり
- こんなんでいいのかと問題提起したり
このような行動をとることは
あまりおすすめしません。
何も言わない上司に代わって
自分が矢面に立って言ったつもりでも
そんな上司から
「言ってることは正しいけど、言い方がね」
とか言われたりします。
ぶっちゃけ
何言ってんだコイツ
って思いましたよね。
なんなら
オマエ
陰でめっちゃ嫌われてるからな
って教えてやりたくなりましたよね。
――あと
他の人からも
「なにアイツ」
みたいな感じで嫌われたりします。
そんなものですよ。現実は。
変に正義感を出しても
どうにもならないものは
どうにもならないものです。
どうしてもどうにかしなければいけない理由が
あなたに無いのであれば
「こういう人たちもいるんだな」
くらいに割り切って
あまり足を踏み入れないほうが無難だと思うのです。
組織の仕事の質は上司しだいだと思います。
課題認識を持っていない上司に
まずは課題を認識してもらうというのは
まあ、無理ですよ。
だから
上司様のすばらしい仕事の質に
こちら側から合わせてあげましょう。
——誤解のないように言いますと
「難しいからやらない」
ということではなく
本当にそこに時間を使うべきかどうかを考えたうえで
取り組むべきことに時間を使うことをおすすめします。
ということが
ここでの言いたかったことになります。
長くなりましたが
変わらないものに情熱と時間を使うよりは
自分の力で変えていけそうなことに集中したほうが
いいと思うのです。
よい意味で「あきらめる」ことをしていかないと
心が折れないように
ほどほどにいきましょう。
ではでは