- 会議のアジェンダのフォーマット(テンプレート)って決まってるの?
- 会議のアジェンダの例ってあるの?
- 会議のアジェンダって自由に作っていいものなの?
このような疑問にお答えします。
本記事の内容
- アジェンダのフォーマット(テンプレート)の例を紹介します
- アジェンダのアレンジのしかたを紹介します
アジェンダのフォーマットはWEBでも無料のものがたくさんシェアされています。
とはいえ、たいていは会社や部署で使用しているフォーマットがあって、それを使わされることのほうが多いかもしれません。
ここでは、一般的な例を説明したあとに、会議のゴールにたどり着けるようにアレンジをしてみませんかという提案をしたいと思います。
アジェンダのフォーマットの一般的な例
WordやExcelで作られているものが多いと思いますが、テキストベースだとこんなかんじです↓
会議名:行動計画の進捗確認MTG
会議場所:○○会議室
会議日時:○○年○○月○○日 ○○時~○○時
会議参加者:○○、○○、○○、○○
会議の目的:行動計画の進捗確認と今後のアクションの確認
議題:
1.進捗確認 20分
2.今後のアクションの確認 20分
3.相談・協議事項 15分
4.次回までのうごきの確認 5分
以上が一般的な内容になります。
ここでお伝えしたいことは
ほとんどのフォーマットは「会議のゴール(議題のゴール)」を書くようにはなっていない
ということなのですね。
関連記事:【会議のアジェンダ】作り方・書き方をコツも合わせてお伝えします
「フォーマットの項目を埋める=アジェンダを作成する」となりがちです。
なので、そもそも議題のゴールを考えることがなかったりします。
その結果、「何を議論しているのかよくわからない」「何が決まったのかよくわからない」という会議になってしまうのですね。
へんな話、フォーマットが悪いといえば悪いという話なのです。
ということで、次は「アジェンダをアレンジしてみませんか」という提案になります。
アジェンダのアレンジのしかた
郷に入っては郷に従えなので、無駄なリスクをおかす必要はありませんが、もし特に決まりがないのであれば、アジェンダのフォーマットをアレンジしてみるのをおすすめします。
アレンジのポイントは次の3つです。
- ① 不要な項目はなくす
- ② 必要な項目をつける
- ③ 書式にこだわらない
アレンジ① 不要な項目はなくす
フォーマットがあれば項目は全て埋める、空欄を作らないようにするという心理がはたらくと思います。
ちょっとしたミーティングであれば、会議場所・会議日時・会議参加者などをいちいち記載するのは面倒だったりします。
記録を残す必要があるのであれば議事録で記載すればいいですし。
会議の成果物・会議コスト・参加者延べ人数・会議の延べ時間(参加者×会議時間)などを書くようなフォーマットもありますけど、個人的には不要かなと思っています。
ということで
- フォーマットに毎回記載するのが面倒なうえに意味を感じない
- 何を書けばいいのか考えるのに時間がかかるうえに意味を感じない
- そもそも記載する意味を感じない
こういった観点であてはまる項目があれば、思い切って無くしてみるのもありだと思います。
会議の目的と会議のゴール(議題のゴール)の達成に必要なものだけあれ十分だと思うのですね。
アレンジ② 必要な項目をつける
不要な項目をなくすと逆の発想になります。
会議の目的と会議のゴール(議題のゴール)の達成に必要だと思う項目を追加します。
会議のゴール(議題のゴール)はぜひ追加をおすすめします。
自分用にメモしておいて会議がはじまったら伝えるというやり方もあるかもですが、アジェンダに書いてしまったほうが伝わりやすいですし、何度も見返すことができるのですね。
たとえば、こんなかんじです↓
- 進捗確認と今後のアクションの確認
ゴール:進捗結果を反映して、今後のアクションの内容と期限が更新されていること - 数値管理ツール導入の懸念点の洗い出し
ゴール:予算・運用・管理の3軸で現状で思いつく懸念点を出しきった状態
あとは、「会議コスト」とかも必要だと思うのであれば追加するというかんじです。
会議の目的と会議のゴール(議題のゴール)の達成に必要だと思う項目があれば追加してみてください。
③ 書式にこだわらない
「書式にこだわらない」というのは
- 既存のフォーマットにこだわらない
- WordやExcelファイルであることにこだわらない
この2つの意味があります。
結論から言いますと、フォーマットフリーのテキストベースでもいいんじゃないかということなのですね。
たとえばこんなかんじです↓
- 【意見出し】数値管理ツール導入の懸念点の洗い出し(30分)
ゴール:予算・運用・管理の3軸で現状で思いつく懸念点を出しきった状態
進め方:
予算についての懸念点(5分)
※特に○○さんの意見は必須
↓
運用についての懸念点(15分)
※特に○○さんの意見は必須
↓
管理についての懸念点(10分)
※特に○○さんの意見は必須
議題のなかの進め方と時間配分、特に誰の意見を聞きたいかまで記載してみました。
これは
- 会議の進行をスムーズにしたい
- 余計な議論をしないようにしたい
- 意見を聞くべき人からの意見を聞き忘れないようにしたい
このような観点で、自分の進行用の備忘録もかねています。
これを見ながら進行すればいいですし、参加者にも理解してもらいやすいのでおすすめです。
テキストベースであれば、自由度も高く、必要だと思うことを表現しやすいのですね。
また、メール本文にそのまま記載して配信することもできるのでわりと便利です。
あくまで会議の目的と会議のゴール(議題のゴール)達成が大切なのであって、そのために書式も自由にアレンジするという考え方です。
会社や上司のルールもあるかもですが、こういうやり方もありますよということでご参考までにでした。
まとめ:既存のルールに囚われない自由な発想は"あり"です
- アジェンダの一般的なフォーマット例はおさえておく
- たいていのフォーマットには、会議のゴール(議題のゴール)を書く箇所がない
- 会議のゴール(議題のゴール)は書くことをおすすめします
- 会議のゴール(議題のゴール)を達成することを目的にアレンジしてみる
上記のとおりです。
アジェンダのフォーマットはいろいろありますが
大切なのは
になっているかどうかなのですね。
大きな会議や取引先との会議などはフォーマットに厳しいかもしれませんが、社内会議であればアレンジすることも可能ではないでしょうか。
自分が主催する会議やミーティングなど実践しやすい場もあると思いますので、ぜひ試してみてください。
ではでは
お疲れさまでした。
許可してくれない側の上司だったわー