部下を承認できない残念な上司たち【何を言うかより誰が言うか】

なんかよ。部下と上っ面のコミュニケーションしかとれない上司っているよな。

日頃なんにも言ってこないくせに、評定面談になったら急にわかったように評価してくる上司っていねえか?

あれなんなんだよ?

褒められたところで「こいつ俺のどこ見てきてそういってんの?」って思うから「あっそ」って思うし、ダメ出しされたらされたで「こいつ俺のどこ見てそういってんの?」って思うから「くそが」って思うぜ?

褒めるや叱るってのは、日頃のコミュケーションがあるからこそ部下に響くわけで、とってつけたように言われてもたいして響かねえんだわ。

んで、こんなツイートしてみたわけ。

褒めて伸ばすとか、叱って伸ばすとか、そんなのどっちでもいいんだよね。
大切なのは「褒めるか叱るか」じゃなくて『承認してるか承認していないか』だよ。
日頃のコミュニケーションでちゃんと相手を認めていないと、褒めても叱っても無意味だからね。
急に褒められたって「はあ?」ってなるもの。

かなりの反響をいただいた。(滅茶苦茶うれしいぜ)

つうことで、今日は『部下を承認する大切さ』について語っていこうと思うからよろしく哀愁。

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『何を言うかより誰が言うか』それが人材育成の本質

『何を言うかより誰が言うか』それが人材育成の本質

この人から認められると嬉しい

そういうのってないか?

努力が報われた瞬間っつうの?

琴線に触れるっつうの?

自分が意識して頑張ってきたことをちゃんと見てくれていて、それを認めてもらえるのって嬉しいもんだよな。

これ、不思議なもんで、同じ言葉でも部下とまったくコミュニケーションをとろうとしない上司から言われると、琴線にかすりもしねえわけだ。

たとえば、尊敬している上司から「仕事頑張れよ!」と声をかけられたら「はい!頑張ります!」って思うけどよ、微塵も尊敬していない上司から「仕事頑張れよ!」って言われたらどうよ?

「おまえが頑張れよ」って思うよな。

まったく心が動かないわけだ。

部下は言われた内容ではなく、上司との関係性で判断している

同じ言葉でも、誰に言われたかで受け取り方は変わってくる。

『何を言うかより誰が言うか』ってやつだ。

俺もこの通りだと思うぜ。

部下からすれば、上司に気にかけてもらっていると感じるかどうかってのはけっこう大切な要素だよな。

  • 声をかけてくれる
  • 意見を聞いてくれる
  • 頼ってくれる

こんなかんじで、上司から部下とコミュケーションをとろうとしてくれていることや、コミュニケーションの頻度を意識している上司ってのは良い上司だと思う。

言葉だけでは部下の心は動かない

言葉だけでは部下の心は動かない

もうお分かりいただけたと思うが、やはり言葉だけでは部下の心は動かないとわけだ。

日頃のコミュケーションによって受け取り方は変わってくるし、関係性の薄いやつに褒められたところで恩に着ないからな。

日頃のコミュケーションによって受け取り方が変わる

俺もそう思うぜ。

謎に褒めてきたと思ったら、絶対にダメ出ししてくるからな。

しかも褒めの内容がものすごく薄いんだよな。ダメ出ししたいからとってつけました的なうっすい褒めだったりしねえか?

あれ、なんなんだよ? 余計に腹立つよな。

日頃のコミュケーションがないままに、面談でまとめて伝えようとしている時点で残念な上司ってことだ。そしてさらに残念なことにそういう上司のほうが多かったりする。

信頼関係がなければ褒められたところで恩に着ない

こいつはオレの体験談。

当時の上司は悪い人じゃないにしても何か薄情なところがあって俺は強い不信感をもっていた。

そのおかげでやる気もなくしてたから言われたことしかやらないってかんじで、けっこう仕事もさぼってた。

当然、日頃のコミュケーションも皆無。

そんなんだから、自分としては賞与評定は下がるかなと思ってたんだけど、なぜか上がったんだよな。

役割をちゃんと果たしてくれた、オーダーに答えてくれた、つってな。

以下、俺の心の声。

「そんなこと言われても別にうれしくないけどな」
「給与上がる分には嬉しいです。あざーす」

こんなもんだぜ?

もっと頑張ろうとか、この会社のために頑張ろうとか、そういうのは微塵たりとも思わなかったな。

いわゆるエンゲージメントは上がらないってやつ。

もちろん給与は上がるにこしたことはないんだけど、なんつうのかな…

やっぱり心が動かないんだよな。

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部下の心を動かすのは『承認』

部下の心を動かすのは『承認』

自分の心が動くときってどんなときか?

『褒められたとき』や『叱られたとき』というのが印象としては強いと思うんだけど、『何を言われたかより誰に言われたか』のほうが影響度として強いわけだ。

で、『誰に』っていう部分は、関係性がある人。つまり、尊敬する上司や、自分のことを気にかけてくれている上司だよな。

この『気にかけてくれている』ことが『承認』ってことなんだ。

『承認』とは日頃のコミュケーション

『承認』ってのは、日頃のコミュケーションを取って、部下から「上司は自分のことを理解してくれている」という認識をしてもらう(部下にそう感じてもらう)ことだ。

この『承認』があるから、『褒める』や『叱る』といったことが心に響くんだ。本当に自分のことを考えて言ってくれてるって感じるからな。

日頃から部下のキャリアについて一緒に考えている上司は良い上司だと思うぜ。

  • 「上司は自分のことを真剣に考えてくれている」
  • 「この部署で頑張ることで、自分のキャリアは前に進む」

この2つが満たされたら、「この会社(部署)で頑張ろう」とか「この上司のもとで頑張ろう」とか思えるようになるだろ?

このようなご意見もいただいた。

やはり『日々の積み重ね』というものは大切だよな。

逆の場合は言わずもがな。ここまで読んでくれたあんたなら容易に想像がつくだろう。

『承認』することの大切さをわかっていない上司は本質からずれているから、『褒める・叱る』が大切だと勘違いしている。

こういうことだな。

日頃のコミュケーションなしに、『褒める・叱る』をしてくる上司はアホってことだ。

『承認欲求』が満たされるからもっと頑張ろうと思えるようなる

なんで『承認』が大切なのかってことをもう少し根拠立てて解説するぜ。

『マズローの5段階欲求説』って聞いたことあるか?

こういうのな。

人間の欲求は5段階に分かれていて、下の欲求を満たすことで上の欲求に至るっていうやつ。

ビジネスシーンだとこんなかんじ。

  • 貢献の欲求…会社のために頑張ろう、お客様のために頑張ろう
  • 自己実現欲求…もっとこういう仕事がしたい、こういう仕事を頑張りたい
  • 承認欲求…自分を理解してほしい、自分を認めてほしい

残念な上司は部下に貢献だけを求める

残念な上司ってのは、部下の承認欲求を満たさずに、貢献の欲求を求めてくる。

ちょっと考えてみてほしい。

あんたが残念に思う上司はそうなっていないか?

頑張ろうと思えないときって、頑張ったことに対して承認がないまま、貢献の話をされるときじゃねえかと思うんだよな。

頑張ろうと思えるのは承認欲求が満たされているとき

モチベーションってのは人それぞれだけど、調子のいいときって『承認欲求』が満たされているときじゃねえかな。

承認欲求が満たされているから、気持ちに余裕ができて次のことを考えられるようになると思うんだ。

「視野を広く持て」とか「視座を高くしろ」とか言ってくる上司もいるけどよ、「まずはおまえが部下を承認しろよ」って思うぜ?

まとめ:何を言われるかより誰から言われるか

何を言われるかより誰から言われるか

ここまでのことを最後にまとめておくぜ。

  • 言葉だけでは部下の心は動かない
    つまり『褒める・叱る』は本質ではない
  • 部下は上司との関係性で受け取り方を変える
    『何を言われるかではなく誰に言われるか』である
  • 部下は自分を承認してくれている上司の言葉を聴く
    自分を気にかけてくれているかどうかで上司を見ている
  • 部下の承認欲求を満たさずに貢献を求める上司は残念な上司
    残念ながら本質を理解していない上司のほうが多い

上記のとおり。

ぶっちゃけ、上司なんてもんは変わらねえ。

だから残念な上司だった場合の対策方法にはならねえんだけど、頑張ろうと思える時とそうじゃないときに何が違うのかが自分でもわかっていれば、心の持ちようも変わってくるんじゃねえかな。

もし、あんたが部下を持つ立場だったら、ぜひ『承認』を意識してみてほしいぜ。

ここまで読んでくれて感謝だ。
何かしら伝わるものがあったらうれしいぜ。
あんたのサラリーマンライフに幸あれ。

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