聴く読書ってどうなんだろう。本を読む気力もなかった私がAudibleを使ってみた話

「聴く読書って、実際どうなんだろう」
「耳から本を聴くって、本当に頭に入ってくるのかな」
以前の私も、そんなふうに疑っていたところがありました。
仕事のあと、家に帰ってからも頭の中で嫌なやり取りを思い出しては、静かに気力が削られていく。
そんな頑張る元気も心の余裕もなかった日常に、Audibleという存在は思った以上にしっくり馴染んでくれた気がします。
ここでは、そもそもAudibleがどんなサービスなのかという基本から、私が自分のペースを守るためにどう生活で使っているのか、そして登録前に知っておきたかった注意点までをそのまままとめました。
今の自分の疲れ具合にあわせて、どうぞ肩の力を抜いてゆるりと読んでみてください。
① まずは基本から。Audible(オーディブル)ってどんなサービス?
「名前は聞いたことがあるけど、結局どういう仕組みなんだろう」
「1冊ごとに買わなきゃいけないのかな」
そんな風に感じて身構えてしまうところが私にもありました。
結論から言うと、複雑なことは何もない、すごくシンプルな仕組みなんですよね。
月額1,500円で12万冊以上が聴き放題のシステム
Audibleは、月額1,500円(税込)の定額制で、12万冊以上の対象作品が何冊でも聴き放題になるサービスです。
1冊ごとに課金されるわけではないので、それ以上の追加料金はかかりません。
これ、実際に使ってみて何が一番助かったかというと。
「少し自分には合わないな」と感じたら、すぐに別の本へと気楽に切り替えられることでした。
1冊ずつお金を出して買う仕組みだと、「せっかく買ったんだから最後まで読まないと」と無理をして、心のゆとりをなくしてしまうことがありますよね。
でも、聴き放題なら、合わない本を選んでしまっても損をする不安が一切ありません。
その日の自分の疲れ具合に合わせて、「少し流してみて、違ったら次の本へ変える」。
そんな風に、無理のないペースで、心地よく続けていけるのが、とてもありがたかったんですよね。
プロのナレーターや声優による心地よい「朗読」
「耳から聴くといっても、機械の自動読み上げみたいな感じじゃないの?」
実は私も最初はそんな風に疑っていたところがありました。
でも実際は、第一線で活躍するプロのナレーターや有名俳優、声優陣が、スタジオで感情を込めて丁寧に朗読した高音質な音源なんですよね。
プロの声のトーンや、その心地よい「間(ま)」のクオリティには、いい意味で裏切られたと思っています。
本を開く元気なんてどこにも残っていないような日でも。
ただぼんやりと耳を預けているだけで、自然と別の世界へ意識を引っ張ってくれる。
気合を入れて自分の意志で読み進めなくても、頭の中の流れを静かに変えてくれる感覚に近かったです。
② スマホとイヤホンだけで大丈夫。今すぐ始められる手軽さ
「サービスはわかったけど、何か特別な読書端末や面倒な設定が必要なの?」
「自分の今の環境で、そのまま使えるんだろうか」
結論から言うと、難しい準備や複雑な設定は一切ありません。
今手元にあるスマホとイヤホンさえあれば、すぐに始められるんですよね。
専用アプリやブラウザ対応で、新しい端末の購入は一切不要
Audibleは、スマホに専用アプリをひとつ入れるだけで、すぐに使い始められます。
パソコンやタブレットのブラウザ上からの再生にも対応しているので、特別な機器をわざわざ買い足す必要は一切ありません。
新しい端末を買ったり、複雑な初期設定に頭を悩ませたりしなくていいんです。
「試してみようかな」と思ったその瞬間に、手持ちのスマホとイヤホンだけで面倒な準備もなくすんなり始められることが、心のエネルギーが切れていた当時の自分には何より救いでした。
作業中も音が途切れない「バックグラウンド再生」の便利さ
実際に使ってみて便利だったのが、アプリが「バックグラウンド再生」に対応していることでした。
スマホで他のアプリの画面を見ながらでも、音声だけを静かに流し続けてくれるんですよね。
それに、複数の端末で再生位置が自動で同期される仕組みになっているのも便利でした。
家ではパソコンのスピーカーから流していて、出かけるときはスマホにイヤホンを繋げば、何も設定しなくても自然に続きから聴き始めることができます。
気合を入れて「よし、聴くぞ」と構える必要がない。
生活の隙間にただ心地よく音を流し込んで、自分のペースを守るための環境がいつの間にか整っていく感覚でした。
③ どんな本がある?「合わなかったらすぐに次の本へ」ができる12万冊の自由
「12万冊あるのは分かったけど、自分が興味を持てる本はあるんだろうか」
「難解な名作文学ばかりだと、結局聴かなくなってしまいそう……」
そんな風に、ラインナップに少し不安を感じるところもありますよね。
実際に覗いてみると、気合が必要な本ばかりじゃなくて、自分のペースに合わせて気楽に選べる作品がちゃんと揃っていた気がします。
本屋のように並ぶ、豊富なジャンルと作品ラインナップ
Audibleのラインナップは、街の本屋さんの店頭に並んでいるジャンルが、そのまま網羅されているような印象なんですよね。
ビジネス書や自己啓発書だけでなく、話題のベストセラー小説や、ドラマや映画の原作になった作品もしっかり揃っています。
それに、芸能人や作家の肩の力が抜ける日常系エッセイ、名作落語、ポッドキャストといったエンタメ作品も豊富です。
「勉強しなきゃ」と無理に自分を奮い立たせるための本ばかりじゃなくて。
気力をすり減らさずに、心地よく流せるジャンルが並んでいるのは、すごくありがたかった気がします。
最新作は少ないが「評価の定まった名作」から安心して選べる
ただ、発売されたばかりの新作は、まだ音声化されていないことが多いんですよね。
数ヶ月から半年以上のタイムラグがあると思います。
最新作がすぐに聴けないのは確かですが、逆に言えば、時間を置いてわざわざ音声化されるほど世間で高く評価されている「間違いのない名作やベストセラー」が揃っている、とも言えます。
最初から評価の定まったクオリティの高い作品の中から選べる。
だからこそ、「どれを選べば失敗しないだろう」と迷うことに余計なエネルギーを削られずにすみました。
その日の気分で「本を着替えるように選ぶ」自由
Audibleは、気になった本をライブラリにいくつでも置いておけて、気分に合わせていつでも自由に選べるようになっています。
これのおかげで、紙の本を買うときのような「せっかく買ったから最後まで読まないと」というプレッシャーから、完全に解放されるんですよね。
今の自分の気分と合わなければ、無理に聴き続けずに別の本へと切り替えていい。
複数の本を同時進行で、ちょっとずつ聴き進めることだってできます。
少し気力のある日は長めの小説を。
ヘトヘトに疲れて何も考えたくない夜は、肩の力を抜いて楽しめる日常エッセイや落語を。
そんな風に、その時々の自分の気分に合わせて「本を着替えるように選べる」自由さが、心にゆとりのなかった当時の自分には何よりありがたいことでした。
④ 実際に使ってわかった、嫌な思考をストップする3つの活用シーン
「いろんな本があるのも使い方もわかった。じゃあ、生活のどのタイミングで使うと嫌な思考のループを止められるんだろう」
サービスの内容を理解しても、日常にどう組み込めばいいか分からないと、試す気力すら湧かないことってありますよね。
私が日々の中で、「このタイミングなら嫌な思考のループを静かに止められるな」と感じた3つの場面をまとめてみました。
シーン①:皿洗いや洗濯物をたたむ「家事」の時間
ワイヤレスイヤホンを使えば、両手を自由にした状態で「ながら聴き」ができます。
世間ではよく「スキマ時間の有効活用」なんて言われますよね。
たぶん、それ自体は素晴らしいことなんだと思います。
でも、当時の気力が削られていた自分にとっては、効率化以上の意味があったんですよね。
皿洗いや洗濯物をたたむような、頭を使わない単純な作業をしているときほど、昼間の嫌なやり取りを思い出して、頭の中でグルグルとループさせやすい気がします。
そこで、イヤホンをつけて朗読を流し始めると、物語の声が頭の中に入ってくるおかげで、嫌なことを考える隙間がなくなってしまうんですよね。
ただ退屈で、無意識に気持ちをすり減らしがちだった家事の時間。
それが、お気に入りの物語に耳を傾けながら、気持ちよく手際よく終わらせられる時間に変わりました。
シーン②:ベッドに入って「目を閉じてから眠るまで」の時間
Audibleは画面を見る必要がないので、電気を消したベッドの中でもそのまま使えます。
設定した時間が来ると自動で音声が止まる「スリープタイマー」機能があるのも、すごく助かったところでした。
布団に入って目を閉じると、明日のことが気になって眠れなくなることがよくありました。
かといって気を紛らわそうとスマホを見ると、ブルーライトのせいでかえって目が冴えてしまうんですよね。
Audibleでスリープタイマーを30分に設定して、小さな音量で朗読を流す。
目を完全に閉じたまま、耳から聞こえる声になんとなく意識を預けているうちに、余計なことを考える隙間がなくなって、いつの間にか寝落ちできるようになりました。
シーン③:毎日の「通勤中」の時間
スマホとイヤホンがあれば、画面を見たりページをめくったりすることなく、再生ボタンを1回押すだけで本を聴き進められます。
Audibleを使う前、私は通勤時間に紙の本を読もうとしていました。
でも、文字を目で追っているはずなのに、ふとした瞬間に仕事のことが頭に浮かんできて、まったく内容が入ってこない毎日を繰り返していたんですよね。
気づけば、数行読んではまた戻って同じところを読み直していて、ただひどく疲れて本を閉じるだけだったんです。
それが、ただイヤホンをつけて再生ボタンを押し、本を「耳から流し込む」ようになってからは、自分の意志で気合を入れて活字を追わなくても、プロの声が心地よく先へと頭を引っ張ってくれます。
読もうとしてもモヤモヤにさえぎられて自己嫌悪になっていた通勤時間が、嫌な思考に頭を乗っ取られずにすむようになりました。
⑤ 月額1,500円は高いのか。無料体験だけでやめるつもりだった私が続けた理由
「よさそうなのは分かったけれど、月額1,500円のサブスクって、ちょっと高く感じて身構えてしまう……」
「本当に毎月お金を払ってまで、続けるだけの価値があるんだろうか」
毎月の固定費が増えると思うと、いくら便利でも少し考えてしまいますよね。
実は私も、最初は無料の期間だけで終わらせる気満々だったんです。
最初は「無料体験だけ試してすぐ解約する」つもりだった
Audibleは30日間の無料体験が終わると、自動的に月額1,500円(税込)の定額制に移行する仕組みになっています。
もちろん「◯ヶ月は続けなければいけない」といった、解約の縛りや条件は一切ありません。
月1,500円という金額は、普段使いのサブスクとしては、少し身構えてしまう絶妙なラインですよね。
だからこそ、最初の私は「無料の30日間だけ試して、期間が終わる前に解約しよう」と割り切って始めたところがありました。
「モヤモヤ対策」から「純粋な物語の楽しみ」への変化
ところが、実際に毎日使っていくうちに、自分の感覚が少しずつ変わっていったんですよね。
最初は本当に、仕事の嫌な記憶や頭のモヤモヤを遮断するためだけに使っていました。
でも、その目的が自然とクリアできるようになってくると、気づけば純粋に「本の内容そのもの」を楽しむ時間へと変わっていたんです。
ただの「モヤモヤ対策の道具」だったものが、いつの間にか日々の「楽しみ」に変わっていました。
気づけば月に4冊。元を取ろうとしなくても十分なコスパ
私は主に小説をメインに聴いているんですが、気づけばだいたい月に4冊ペースで聴き終えるようになっていました。
世間ではよく「自己投資のために元を取ろう」なんて言われますよね。
たぶん、そういう高いモチベーションで挑むのも間違いじゃないんだと思います。
でも、特に気合を入れて「頑張って聴こう」と気を張っていたわけではないんですよね。
ただ生活の隙間に心地よく音を流していただけでこれだけ読めているなら、コスパ的にも十分得をしているというかんじでした。
モヤモヤを消すためのお守りという枠を超えて、日常に純粋な楽しみがひとつ増えた。
そう感じられたからこそ、「このまま自分のために続けていいかな」と自然に思えるようになった気がします。
もちろん、試してみて合わなければ、無料期間中に解約すれば料金はかかりません。
まずは金額のことはあまり気にせず、無料体験を気楽に試してみてはどうでしょうか。
⑥ 実際に使って感じた、Audibleが「向いている人」と「向いていない人」
「かなり自分にも合いそうだけど、登録して後悔しないか、最後の客観的な目安がほしい」
何かを始める前って、自分の生活スタイルに本当にフィットするのか、少し慎重になりますよね。
私自身が実際に日々の中で使ってみて感じた、「向いていない人」と「向いている人」の特徴をフラットに整理してみました。
Audibleが「向いていない人」の特徴
- 発売されたばかりの最新刊を、誰よりも早く読みたい人
- 図解や専門書を見ながら、じっくり腰を据えて勉強したい人
- 月に1冊分も本を聴くタイミングが、そもそも作れなさそうな人
世間では「常に最新情報をインプットして勉強すべき」なんて言われますよね。
たぶん、それ自体は間違っていないんだと思います。
でも、Audibleには出たばかりの新刊が揃っているわけではありませんし、図解やデータを目で追いながらじっくり学びたいときには、少し噛み合わない気もします。
また、そもそも日常生活の中で「音を流す時間」がまったく想像できない場合は、無理に始める必要はないのかもしれません。
Audibleが「向いている人」の特徴
- 本を読みたい気持ちはあるのに、疲れのせいで文字を見ても内容が頭に入ってこない人
- 家事や通勤、寝る前などに、つい嫌なことを思い出してモヤモヤしてしまう人
- 「合わなければ途中でやめる」という気楽なスタイルで、頭の中のモヤモヤを静かにリセットしたい人
以前の私のように、「本を読みたいけれど、気力がすり減っていて文字を読んでも内容が入ってこない」という状態の人には、すごく馴染んでくれると思います。
気合を入れて机に向かう必要はなくて。
家事や通勤、布団に入ったあとの時間に、ただぼんやりと耳を預けておくだけでいいんですよね。
「合わなければ気楽に別の本へ変えればいいや」と割り切って、頭の中で繰り返す嫌なループを心地よく止めてみたい人には、とても相性がいいサービスなんじゃないかなと思います。
⑦ 合わなければ秒でやめていい。無料体験のルールと解約の手順
「自分に向いているのは分かったから試してみたいけれど、解約の手続きが複雑だったり、勝手に課金されたりするのは絶対に避けたい」
サブスクを申し込むときって、始めるときよりも「ちゃんとスムーズにやめられるか」のほうが、ずっと不安になりますよね。
でも、そのあたりのルールも拍子抜けするくらいシンプルで分かりやすいんですよね。
30日間の無料体験中に解約すれば、料金は一切かからない
Audibleは、登録してから30日間は完全に無料でお試しができるようになっています。
もちろん、この無料期間中に解約すれば、課金は一切発生しません。
「何ヶ月は続けなきゃいけない」といった条件もないので、本当に0円のままで終わらせることができるんですよね。
自分に合うかどうかって、実際に日々の生活の中で使ってみないと分からないことのほうが多い気がします。
だからこそ、合わないと感じたら気楽に途中でやめられると分かっているだけで、ゆるっと始められるんじゃないかなと思います。
スマホから数タップで完結。電話や引き止めがない解約手続き
実際に解約するときも、スマホのブラウザからマイアカウントのページにアクセスして、数タップ操作するだけでスムーズに手続きが完了します。
解約のためにわざわざ窓口へ電話をかけさせられたり、引き止めのための面倒なアンケートを強制されたりすることはありません。
やめたいと思ったその瞬間に、迷わずスムーズに解約できるので安心です。
リスクをゼロにする工夫(カレンダーのメモ活用)
「無料期間内にやめれば無料なのは分かるけど、いつの間にか日付を過ぎてしまって、気づいたら課金されていた……なんてことは避けたい」
私もそんな風に身構えてしまうタイプなので、その気持ちはすごくよく分かります。
だからこそ私は、登録したその日のうちに、「スマホのカレンダーの28日後に【Audible解約確認】と予定を入れる」ということだけやっておきました。
これさえメモしておけば、うっかり解約日を忘れて課金されてしまうことはありません。
まずはこういう小さな工夫で安心できる状態を作っておく。
そうして気楽に無料体験を試してみるのが、一番いい始め方なんじゃないかなと思います。
明日の分のイライラまで、今夜背負わなくていい
もちろん、Audibleを使ったからといって、職場での嫌な出来事や、苦手な人間関係そのものが魔法のように消えるわけではありません。
現実の問題自体は、明日もまたそこにあり続けるんだと思います。
でも、せめて家に帰ってきてからの数時間や、ベッドに入って眠るまでの時間くらいは、嫌なモヤモヤに引きずられずに過ごせてもいいはずなんです。
明日の分のイライラや不安まで、今夜に背負う必要はありません。
とはいえ、気合や意志の力だけで「忘れよう」としても、頭の中のモヤモヤがどうしても止まらない夜だってありますよね。
そんなときは、これ以上自分を責めたり無理に頑張ったりするのではなく、ただ「別の音」を耳から流し込んで、嫌な考えのループを静かに止めてみるのがいいと思います。
まずは無料体験で、気になった本を1冊、ソファでごろごろしながら流し読みならぬ「流し聞き」してみるくらいがちょうどいい気がします。
※リンク先はAmazon公式サイトです。合わなければ気楽に途中でやめられます。30日間の無料期間中に解約すれば、料金は一切かかりません。

