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聴く読書って実際どうなのか。本を読む気力もなかった私がAudibleを使ってみた話

聴く読書って実際どうなのか。本を読む気力もなかった私がAudibleを使ってみた話

「聴く読書って、実際どうなんだろう」

「耳から本を聴くって、ちゃんと入ってくるのかな」

Audible(オーディブル)を知ったとき、最初に思ったのはそれでした。

Amazonのサービスだということは知っていても、
いざ登録するとなると、少しだけ立ち止まるんですよね。

本当に使えるのか。
自分に合うのか。
無料体験だけでやめられるのか。
そもそも、疲れている状態で新しいサービスを試す気力があるのか。

当時の自分も、まさにそんな感じでした。

仕事で削られて、帰りの電車ではスマホの画面を眺めるだけ。
家に帰っても、頭の中ではまだ仕事のことが続いている。
本を読む気力なんて残っていない。

でも、何もしないでいると、
また嫌なことを思い出してしまう。

その中でたどり着いたのが、
「自分で読まなくても、耳から勝手に入ってくる」
というAudibleでした。

最初から前向きに始めたわけではありません。
むしろ、かなり疑っていました。

でも使ってみると、
疲れて何もしたくない時期の自分には、思っていたより合っていました。

ここでは、実際に使ってみて感じた
Audibleのリアルな使い方と、登録前に知っておきたかったことをまとめておきます。

「聴く読書」は、実際どういう感覚なのか

聴く読書という言葉だけ聞くと、
少しイメージしづらいと思います。

本を開くわけではない。
文字を目で追うわけでもない。
ただ、耳から誰かの声が入ってくる。

最初は、自分もそれで本当に読書になるのか疑っていました。

でも実際に使ってみると、
これは「読書の代わり」というより、
頭の中に別の言葉を流し込むものに近かったです。

疲れているときって、
何もしていない時間ほど、仕事のことが勝手に浮かんできます。

あの言い方、何だったんだろう。
明日また同じことを言われたら嫌だな。
自分の返し方が悪かったのかな。

そんなふうに、頭の中で勝手に会話が続いてしまう。

そこに、ナレーターの声が入ってくると、
少しずつ意識がそちらに持っていかれる感じがありました。

もちろん、一瞬で全部忘れられるわけではありません。

でも、少なくとも
仕事のことだけを考え続ける時間は減りました。

自分には、それだけでも十分でした。

音楽よりも「言葉」が入ってくる方が、自分には合っていました

最初は、仕事のモヤモヤを消すために音楽を聴いていました。

帰りの電車でイヤホンをつけて、
好きな曲やBGMを流す。

たしかに、少し落ち着く感じはありました。

でも、頭の中は止まらないんですよね。

音楽を聴きながら、
その裏で普通に仕事のことを考えている。

今日のあの言い方は何だったんだろう。
明日どう返せばいいんだろう。
また同じことが起きたら面倒だな。

耳は音で埋まっているのに、
頭の中の言葉はそのまま動き続けていました。

その点、Audibleは少し違いました。

ナレーターの声で、
意味のある言葉がずっと入ってくる。

物語を追ったり、
会話を聞いたり、
情景を想像したりしているうちに、
自分の中の嫌な独り言が入り込む余白が少し減るんです。

「完全に消える」というより、
別の言葉に置き換わっていく感じでした。

これが、音楽との一番大きな違いでした。

ラジオよりも、仕事と関係ない物語の方がよかった

言葉を聴くだけなら、
ラジオやポッドキャストでもいいのでは、と思うかもしれません。

自分も試したことがあります。

でも、ラジオは少し現実に近すぎました。

ニュース、時事ネタ、人間関係の話、仕事の話。
そういう話題が出てくると、どうしても自分の職場のことを思い出してしまうんですよね。

せっかく離れたかったのに、
また現実に戻される感じがありました。

その点、小説やエッセイ、落語のようなものは、
自分の日常とは少し距離があります。

特に、仕事とまったく関係ない話の方がよかったです。

知らない世界の話。
自分とは関係ない人たちの会話。
どうでもいいけれど少し面白い日常。

そういうものを聴いていると、
頭が少しだけ別の場所に移る感じがありました。

現実逃避と言えば、そうなのかもしれません。

でも当時の自分には、
そのくらいの逃げ場が必要でした。

一番よかったのは、「何もしなくていい」ことでした

本を読めばいい。

それは、たしかにそうなんだと思います。

でも、疲れているときの読書って、思った以上に重いんですよね。

文字を目で追う。
内容を理解する。
ページをめくる。
姿勢を保つ。

元気なときなら何でもないことが、
疲れているときにはかなりしんどい。

自分も、本を買ったのに読めなかった時期がありました。

カバンに入っている本を出す気力がない。
開いても数行で目が滑る。
同じところを何度も読み返して、結局疲れて閉じる。

その点、Audibleはかなり受け身で使えます。

ベッドに横になって、再生ボタンを押すだけ。
電車で目を閉じたままでもいい。
家事をしながら流しておいてもいい。

自分が頑張らなくても、
ナレーターの声が勝手に先へ進めてくれる。

これが、当時の自分には助かりました。

ちゃんと読まなきゃ。
理解しなきゃ。
学ばなきゃ。

そういう気持ちにならなくていい。

ただ流しておくだけでも、
何もしないで仕事のことを考え続けるよりはずっとよかったです。

登録前に気になっていたこと

実際に登録する前は、細かいことも少し気になっていました。

新しいサービスって、
始める前の小さな不安が地味に面倒なんですよね。

自分が特に気になっていたのは、次の3つでした。

外で聴くとき、通信量は大丈夫なのか

これは、先にダウンロードしておけば大丈夫でした。

自宅のWi-Fiで聴きたい本をダウンロードしておけば、
外ではオフラインで再生できます。

通勤中にギガを使い続けるのは嫌だったので、
ここはかなり安心しました。

自分の場合は、
夜のうちに次の日に聴くものを入れておくことが多かったです。

それだけで、通勤中に何も考えず再生できました。

寝落ちしても大丈夫なのか

これも気になっていました。

夜に聴いていると、普通に寝落ちします。

でもAudibleにはスリープタイマーがあるので、
30分などで自動停止できます。

自分は寝る前に流すことも多かったので、
これはかなり使っていました。

もちろん、寝落ちすると多少戻ることはあります。
でも、それも別に大きな問題ではありませんでした。

完璧に追うためというより、
寝る前に仕事のことを考え続けないために流していたので。

無料体験だけでやめられるのか

これも、登録前には気になっていました。

無料期間だけ試して、
合わなければやめたい。

でも、解約が面倒だったら嫌だなと思っていました。

実際には、スマホからかんたんに手続きできます。
期間縛りのようなものもありません。

もちろん、登録時点の条件や手続き方法は公式ページで確認した方がいいですが、
少なくとも自分は、そこまで構える必要はなかったなと思いました。

合わなければやめればいい。

それくらいの距離感で試せるのは、
疲れているときにはありがたかったです。

無料体験だけでやめるつもりだったのに、続けた理由

正直に言うと、
最初は無料体験だけでやめるつもりでした。

試せるなら試してみる。
合わなければやめる。
お金がかかる前に退会する。

そのくらいのつもりでした。

でも、無料期間が終わる頃には、
そのまま続けてもいいかなと思うようになっていました。

理由は、思っていたより普通に楽しかったからです。

最初は「仕事のモヤモヤを薄めるため」に使っていました。

でも、続きが気になる物語を見つけると、
通勤時間が少しだけ違うものになりました。

会社に行くためだけの時間だったものが、
「昨日の続きが聴ける時間」になる。

これは、自分にとって思ったより大きかったです。

紙の本だと、買う前に少し迷います。
外れたら嫌だなと思うし、疲れていると読む気力も必要です。

でもAudibleだと、気になるものをひとまず聴いてみる、
合わなければ別のものにする、という使い方ができました。

月に何冊も聴ける月もありました。

もちろん、毎月必ずたくさん聴くわけではありません。
疲れていてほとんど流しているだけの日もあります。

それでも、
仕事以外の言葉や物語が生活に少し入ってくるだけで、
自分にはかなり助けになりました。

だから、無料期間が終わる頃には、
これは無理にやめなくてもいいなと思うようになっていました。

最初の1冊は、仕事と関係ないものがいいと思います

これから試すなら、
個人的には最初の1冊を少し大事にした方がいいと思います。

特に、疲れている人は、
最初からビジネス書や自己啓発本を選ばなくていいです。

むしろ自分は、選ばない方がいいと思っています。

仕事のことを忘れたいのに、
成長とか効率とかスキルアップという言葉が入ってくると、
また仕事の意識に戻されてしまうんですよね。

せっかく離れたいなら、
仕事とまったく関係ないものの方がいいです。

たとえば、こんなものです。

日常系のエッセイ

他人の日常の話は、
仕事の緊張を少しゆるめてくれます。

すごく役に立つわけではない。
でも、だからこそいい。

自分の仕事と関係ない、
どうでもいいような話を聴いていると、
頭の中が少しほぐれる感じがありました。

落語・お笑い

何も考えたくないときには、
笑えるものもよかったです。

内容を深く理解しようとしなくても、
声や間、話の流れで引っ張ってもらえる。

疲れているときには、
そういうわかりやすさに助けられました。

少し長めの小説

個人的に一番ハマりやすかったのは、
続きが気になる小説でした。

物語の先が気になると、
明日の仕事の不安よりも、
「この後どうなるんだろう」に少し意識が向くんですよね。

それだけで、通勤や寝る前の時間が少し変わりました。

最初から難しい本を選ばなくていいと思います。

ただ、聴いていて少し先が気になるもの。
そのくらいがちょうどよかったです。

明日の分のイライラまで、今夜背負わなくていい

Audibleを使ったからといって、
職場の問題がなくなるわけではありません。

明日会社に行けば、
また同じ現実があるかもしれません。

頼りない上司もいるかもしれないし、
理不尽な言葉を聞く日もあると思います。

でも、せめて家に帰ってきたあとの数時間くらいは、
仕事に頭を占領され続けなくてもいいはずです。

明日の分のイライラまで、
今夜ひとりで前借りする必要はありません。

忘れようとしても忘れられないなら、
無理に気合いで止めようとしなくてもいい。

ただ、別の言葉を入れてみる。
頭の中の流れを、少しだけ変えてみる。

そのくらいの使い方で十分だと思います。

Audibleには30日間の無料体験があります。

まずは、今の状態のままで使えそうかどうかだけ見てみる。
合わなければ、無料期間中にやめれば大丈夫です。

必要なのは、これ以上の努力や我慢ではありません。

今夜ベッドに入ったときに、
選んだ1冊を流してみること。

忘れようとするほど嫌な声や記憶が出てくるなら、
別の言葉で、頭の中を少し流し直してみるのも悪くないと思います。

※リンク先はAmazon公式サイトです。無料期間や条件は変更される場合があります。詳細は公式サイトで確認してください。

この記事を書いた人

ジブン軸ラボ編集室