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「仕事のことを忘れたい」と思うほど思い出す。意志の力を諦めて、“朗読”で頭の中を流し直した話

「仕事のことを忘れたい」と思うほど思い出す。意志の力を諦めて、“朗読”で頭の中を流し直した話

「仕事のことを忘れよう」とするほど、なぜか頭の中で嫌なやり取りが再生されてしまう。

一日が終わって、あとはもう寝るだけという時間。

部屋が静かになった途端、昼間に言われたトゲのある一言が勝手に浮かんできます。

「気にしないでおこう」と思うほど、悔しくて目が冴えてしまう夜ってありませんか。

世間ではよく「趣味に没頭しよう」「前向きに切り替えよう」と言われます。

でも、気力も体力もすり減っている夜に、そんなエネルギーは残っていません。

当時の私も、静かな部屋にいると頭の中で一人反省会が始まっていました。

「なんで引きずってしまうんだろう」と、自分の意志の弱さを責めてばかりいたんです。

でも、途中で気づきました。

気合で「忘れよう」とすること自体、最初から無理だったのだと。

人の脳は、気合で思考を止められるようにはできていません。

それに気づいてからは、自分の力でモヤモヤを消そうとするのをやめました。

嫌な記憶が勝手に再生されるなら、仕事と無関係な別のストーリーを耳元で流せばいい。

意識をそっちへ持っていってもらおう、と割り切ったんです。

そこで使うようになったのが、プロの朗読を聴き流す「オーディオブック」でした。

耳から入ってくるストーリーの展開を追っていると、頭の作業スペースがそちらで埋まります。

仕事のことをぐるぐると考え続ける隙間が、物理的になくなっていく感覚です。

もちろん、これで昼間の理不尽が消えるわけではありません。

悔しさや理不尽をゼロにはできなくても、「今夜をなんとかやり過ごす」ことは十分にできました。

一人反省会を続けて削られるしんどさは、ずいぶんと軽くなったんです。

この記事では、夜になっても仕事のモヤモヤが止まらないとき、オーディオブックでどうやって頭の中をやり過ごしていたのかをまとめました。

職場のことが頭から離れず疲れてしまうときの選択肢のひとつとして、気楽に読んでみてください。

意志の力で仕事のモヤモヤを消そうとするほど、かえって目が冴えてしまう理由

退勤した直後は「よし、今日の仕事は終わり」と割り切れていたはずでした。

ですが、夜になって部屋が静かになると、昼間の嫌な出来事がじわじわと頭を支配してくることがあります。

私自身、以前は「いつまでも引きずるのは、自分のメンタルが弱いせいだ」とばかり思っていました。

でも実際のところ、意志の力で無理やりモヤモヤを消そうとすること自体が、かえって頭を刺激して目を覚まさせる原因になっていたんですよね。

静かな部屋で目を閉じると、頭の中で勝手に「一人反省会」が始まってしまう

一日が終わって、あとはもう寝るだけの時間。

「明日も仕事だから早く休もう」と思うのに、静かになった途端、頭の中で昼間の出来事が勝手に再生され始めてしまうことってありませんか。

「あの言い方は、いくらなんでも理不尽じゃないか」

「なんであの時、言い返さずに愛想笑いなんてしてしまったんだろう」

「明日また同じように絡まれたらどうしよう」

昼間はなんとか感情を抑えてやり過ごしていたはずでした。

それなのに、終わったはずの会話や相手のトゲのある言葉が、次から次へと頭に浮かんできて止まらなくなる。

一度このループに入ってしまうと、どれだけ目を閉じてじっとしていても、悔しさや不安で頭が冴えきってしまいます。

気づけば時計の針だけが1時間、2時間と進んでいて、余計に焦りばかりが募っていく。

当時の私は、「なんで自分はこんなに引きずってしまうんだろう」「もっと図太く割り切れたらいいのに」と、夜になるたび自分の性格を責めてばかりいました。

「忘れよう、切り替えよう」とする努力が、かえって嫌な記憶に意識を向かわせていた

なんとかこの嫌なループから抜け出したくて、世間でよく言われるような切り替え方も色々試しました。

「仕事のことはもう考えない」と自分に言い聞かせたり、深呼吸をしてみたり、まったく別の楽しいことを無理やり思い出そうとしたり。

ですが、そうやって気合を入れて切り替えようとする努力は、ほとんど逆効果だったんです。

「忘れよう、考えないようにしよう」と意識すればするほど、かえってその嫌な記憶にばかり意識が向いてしまうんですよね。

忘れようと頑張ること自体が、頭の中で「今からこの嫌なことを強く意識しますよ」と宣言しているようなものだったからです。

自分の力で無理に忘れようとしたり、気合でポジティブに切り替えようとしたりするのは、最初から無理な話だった。

そう気づいてからは、「意志の力で戦うのをやめて、別の方法で頭を静かにさせよう」と考えるようになったんです。

気合で忘れるのを諦めて、「オーディオブック」で頭の中を切り替える仕組み

「自分の意志でモヤモヤを消せないなら、どうやって頭を静かにさせればいいのか」。

そう考えた私が行き着いた結論は、気合で忘れようとするのをやめて、「オーディオブックで物語の朗読を聴く」ことでした。

自力で考えないように努力するのではなく、あらかじめ耳から別のストーリーを流しておく。

そうすることで、脳が仕事の嫌な記憶を再生する隙間を、物理的になくしてしまうためです。

BGMや音楽では、メロディの裏で仕事のモヤモヤが止まらなかった

「音を流して気を紛らわせる」と聞くと、まずは好きな音楽やリラックスできるBGMを思い浮かべる人も多いはずです。

実際、私も最初に試したのは音楽でした。 イヤホンをつけるだけなら体力も使わず、手軽だったからです。

でも、実際にやってみると、思っていたようには頭が休まってくれませんでした。

静かなBGMを流していても、メロディの裏側で「今日のあの言い方は理不尽だったな」と、普通に頭の中で反省会が続いてしまうんですよね。

それならと歌詞のある好きな曲を聴いてみても、サビ以外の部分でふと意識が仕事に戻ってしまい、結局は嫌な記憶を再生し続けていました。

耳は音楽で塞がっているのに、頭の中のモヤモヤまでは止まらない。

音楽を聴くだけでは、頭の中で仕事のことを反芻してしまう状態を抜け出せませんでした。

耳から「他人の言葉」が入ってくると、頭の中の嫌な記憶は同時に再生できなくなる

なぜ音楽ではダメで、オーディオブックの朗読だと頭が静まるのか。

あとから脳の仕組みについての本を読んで、明確な理由を知りました。

私たちが夜に仕事のことでモヤモヤしているとき、頭の中では「脳内ひとりごと(言語情報)」を使って、自分を責めたり相手への怒りを延々と呟き続けています。

音楽の場合、メロディを聴いていても脳の言葉を扱う部分は空いたままです。 だから、音楽の裏で仕事の反省会を同時に喋り続けることができてしまいます。

一方、オーディオブックの場合、プロの朗読による「意味のある言葉」が耳から入ってきます。 すると脳の作業スペースは、物語の展開や情景を追うために強制的に使われます。

人間の脳は、同時に2つの言葉を処理することができません。

つまり、プロの朗読を聴いて物語を理解している間は、頭の中で「反省会の言葉」を再生し続けることができなくなるんですよね。

気合を入れて「忘れよう」と頑張る必要はありません。

ただ耳元でオーディオブックを再生して、物語を追うことに頭のスペースを使ってもらうだけ。

自分の意志の力に頼らず、脳の仕組みを利用して頭の中を静かに切り替える。

それが、疲れてボロボロだった当時の自分にとって、一番負担のない休み方でした。

今夜の気分や疲れ具合に合わせて選ぶ「4つの選び方」

「オーディオブックで朗読を聴けばいいのは分かったけれど、具体的にどんな作品を選べばいいのか」

オーディオブックには何万冊もの作品がありますが、仕事で疲れている夜に「どれにしようか」とあれこれ真面目に迷う必要はありません。

ちなみに、私が仕事のモヤモヤを流すために使っているのは、Amazonの「Audible(オーディブル)」というサービスです。

勉強になるような立派な本を選ぶ必要も、最初から最後まで聴き通すプレッシャーを感じる必要も一切ないんですよね。

Audibleは対象作品が定額で聴き放題になっているので、もし再生してみて「なんか今の気分じゃないな」「声のトーンが合わないな」と感じたら、その瞬間に別の本へ切り替えてしまえばいいだけだからです。

お金を損するリスクがないからこそ、本選びは「今の自分の気分や疲れ具合に合わせて、直感やフィーリングで気になったものを適当に選ぶ」くらいで十分。

私が夜に試してみて、特に頭の嫌な記憶を流しやすかった「4つの選び方」をまとめました。

理不尽なやり取りが頭をループする夜は、展開が気になる「ミステリー・小説」に意識を引っ張ってもらう

職場で理不尽に怒られたり、納得のいかない押し付けをされたりした夜は、怒りや悔しさで頭が冴えきっています。

「なんで自分が」「明日どう言い返してやろうか」と、放っておくと延々と同じ怒りがループしてしまう状態です。

そうした夜に一番効くのは、先が気になって仕方がない「ミステリーやサスペンス小説」でした。

「事件の真相はどうなっているのか」「このあと主人公はどうなるのか」といったストーリー展開を耳で追っていると、頭の意識が自然とそちらに奪われます。

物語の展開を追うのに忙しくなるため、昼間の理不尽なやり取りを反芻する暇がなくなっていくんですよね。

昼間のイライラを物語の力で強制的に切り替えたい夜は、ストーリー性の高い小説に意識を引っ張ってもらうのが効果的です。

今夜おすすめの1冊

『火車』(宮部みゆき 著 / 朗読:三浦友和)

一人の女性の失踪から始まる、息をつかせぬ傑作ミステリーです。重厚な語り口で物語の謎が次々と深まっていくため、耳を傾けているうちに頭の意識が完全に事件の追跡へと引っ張られます。「明日どう言い返してやろうか」といった職場のぐるぐる思考を、物語の圧倒的な力で強制的にかき消したい夜に最適です。

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真面目な話に疲れた夜は、他人のどうでもいい日常を描いた「脱力エッセイ」で肩の力を抜く

「物語の複雑な筋を追う気力すらない」

「でも、静かな部屋にいると仕事のことが勝手に浮かんできて落ち着かない」

そんなふうに、感情を動かすこと自体に疲れてしまった夜は、作家や芸能人が書いた「脱力系の日常エッセイ」がちょうどいいです。

エッセイには、ハラハラする事件も、身構えるような教訓もありません。

「今日食べたご飯の話」や「散歩中に見かけた猫の話」といった、他人のどうでもいい日常の独白が、プロの声で淡々と流れていきます。

役に立つ知識を得ようとする必要は一切ありません。

他人の気楽なひとり言をぼんやり耳で追っているだけで、張り詰めていた頭の緊張が少しずつ緩んでいきます。

今夜おすすめの1冊

『おつかれ、今日の私。』(ジェーン・スー 著)

日常の些細な出来事や、うまくいかない日の本音が飾らない言葉で綴られたエッセイです。身構えるような教訓や難しい話は一切ありません。「誰かの気楽なひとり言」が心地よいトーンで淡々と流れていくので、感情を動かす気力すらない夜でも脳に負担をかけず、ぼんやりと聴き流せます。

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割り切れない悔しさが残る夜は、職場の人間関係をドライに見切る「考え方の本」を聴き流す

理不尽な言動に傷つき、「自分が悪かったのだろうか」「どうしてあんな言い方をされなければいけないのか」と、自分を責める方向にモヤモヤが向かってしまう夜もあります。

そうやって自責のループにハマりそうなときは、職場の人間関係をドライに割り切るための「考え方の本」を聴き流すのが合っていました。

分厚いビジネス書を真面目に勉強しようとすると疲れてしまいますが、「他人の感情まで責任を背負わなくていい」「合わない人間とは淡々と距離を置く」といった、割り切りのスタンスを説く本を耳から流す形なら無理なく入ってきます。

他人の冷徹で合理的な考え方をプロの声で淡々と耳に入れてもらうことで、「あぁ、自分は悪くなかったんだ」「真面目に悩むだけ損だな」と、感情を落ち着かせることができます。

今夜おすすめの1冊

『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健 著)

「他人の課題には踏み込まない」「他人の感情は相手の問題であって、自分が背負うものではない」といった、人間関係をドライに割り切るためのスタンスが語られます。「青年と哲人の対話」として進むため、ラジオを聴くような感覚で自然と言葉が入ってきます。「自分が悪かったのだろうか」と一人で抱え込みそうな夜に、感情を静かに落ち着かせるのに適しています。

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筋を追う気力すらない夜は、結末を知っている「名作・昔話」を子守唄代わりにする

仕事ですり減りすぎて、もはや新しい情報を1行も頭に入れたくない夜もあります。

物語の展開を追うことすら面倒で、ただ目を閉じて横になっていたい状態です。

そんな新しい情報を拒絶したくなるような夜は、子どもの頃に読んだことがある「昔話や名作文学」を流すのが一番ラクでした。

すでに結末を知っている物語なら、「この先どうなるんだろう」と頭を使って集中する必要がありません。

内容を理解しようと力むことなく、耳元で一定のリズムで流れるプロの声そのものを、子守唄のように聴き流すことができます。

話の途中で意識が遠のいて、そのまま眠りに落ちてしまっても何の問題もありません。

「静けさによる思考の暴走を防ぐためだけの音」として、一番負担のない形で頭を休ませることができます。

今夜おすすめの1冊

『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 著)

静かな夜空を走る列車を描いた、誰もが知る名作文学です。すでに物語の雰囲気や結末を知っているからこそ、「この先どうなるんだろう」と頭を使って集中する必要がありません。心地よいリズムで流れるプロの声そのものを子守唄代わりにして、静けさによる思考の暴走を防ぎながら、そのまま眠りに落ちることができます。

👉 [Amazonでこの作品をチェックする(※無料体験で聴けます)]

自力でモヤモヤを消すのはもう諦めて、今夜は「オーディオブック」に切り替えてみませんか?

退勤したあとも仕事のやり取りが頭から離れないとき、「早く気持ちを切り替えなきゃ」と気負う必要はまったくありません。

静かな環境になると、頭が勝手に昼間の出来事を反芻してしまうのは、脳の仕組みとして自然に起きてしまう現象です。

だから、自分の性格を責めたり、意志の力で無理に忘れようとしたりしなくていいんですよね。

自力でモヤモヤを消そうと頑張るのは、もう今夜でおしまいにしませんか。

仕事の悩みを根本からなくすなんて、大きな目標を掲げる必要はありません。

ただ、「部屋の電気を消してから眠りにつくまでの間だけでも、仕事のことをぐるぐる考え続けずにすむ」。

まずはそれくらいの、気楽な選択肢を手に入れるだけで十分です。

プロのナレーターが丸ごと1冊を朗読した作品は、単品で買うと2,000円〜3,000円ほどします。

買い切りだと「合わなかったら損をするかも」と身構えてしまいますよね。

ですが、AmazonのAudibleには「30日間の無料体験」が用意されています。

登録してから30日間は、12万冊以上の聴き放題対象作品をどれだけ聴いてもお金は一切かかりません。

もし今夜試しに流してみて、「やっぱり自分には合わないな」と感じたら、無料期間中に解約してしまえば1円も請求されずに済みます。

最初から最後まで真面目に聴き通すプレッシャーはゼロでいいですし、途中で意識が途切れて眠ってしまえたなら、それだけで目的は達成できているからです。

今夜、頭の中のモヤモヤを静かに流せるかどうか、気楽に試してみるくらいでちょうどいいと思います。

👉 [【30日間無料】Audible(オーディブル)の公式サイトはこちら]

※リンク先はAmazon公式サイトです。合わなければ気楽に途中でやめられます。30日間の無料期間中に解約すれば、料金は一切かかりません。

「仕組みはわかったけれど、登録する前にもう少し実際の使い勝手や注意点を知っておきたい」

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私が実際にAudibleを使ってみて感じた「良かった点・気になった点」や、生活の中で無理なく使うためのリアルな注意点について、以下の記事に詳しくまとめています。

まずはそちらを読んでから、自分に合いそうかどうかをゆっくり判断してみてくださいね。

👉 [【体験談】本を読む気力もなかった私がAudibleを使ってみた正直な感想]