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無能な上司への「仕返し」を諦め、まともに相手にしないと決めた日。感情を殺して事務作業に徹する防衛術

無能な上司への「仕返し」を諦め、まともに相手にしないと決めた日。感情を殺して事務作業に徹する防衛術

現場をまったく知らないくせに、偉そうにマウントをとってくる無能な上司。

毎日その理不尽な尻拭いをさせられていると、「いつかアイツの無能さを全員の前で暴いてやりたい」と、頭の中で強烈な仕返しを妄想しなければやってられない時期がありました。

しかし、怒りに任せて正面衝突したところで、結局は立場が上のアイツが有利になり、自分が返り討ちに遭うだけです。

すでに転職活動をする気力すら残っていないほど疲弊していた私に、会社と真正面から戦うエネルギーなど残っていませんでした。

これは、実務を知らない上司に「仕返しする」ことを諦め、自分の身を守るために冷徹な損切りを始めた、ある日の記録です。

「いつか仕返ししてやる」と、脳内で上司を論破し続けていた日々

「いや、なんで私がアイツの尻拭いするわけ?」

パソコンの画面に向かって、何度そう毒づいたかわかりません。

実務のことなど何もわかっていないのに、会議ではいっちょ前に手柄を自分のものにし、トラブルが起きればしれっと部下に責任を押し付ける。

そんな理不尽の塊みたいな上司の顔を見るたび、私の頭の中はいつも「どうやって報復してやろうか」という妄想でいっぱいでした。

会議の席で、アイツの指示がいかに破綻しているかを理詰めで指摘し、全員の前で恥をかかせてやる。

そんな「論破のシミュレーション」を、通勤電車の中で何度繰り返したことでしょう。

しかし、現実の私はといえば、上司を前にすると結局何も言い返せず、愛想笑いを浮かべて無茶振りを引き受けてしまうだけ。

脳内でどれだけ強気になっても、現実にはただ自分の心がストレスで削り取られていくだけでした。

「仕返し」なんてできるはずもなく、ひたすらため息をつく無力な自分への自己嫌悪が募る日々でした。

なぜ「正論」は通じないのか?仕事の成果でアイツを黙らせようと空回りした3つの記録

完全にHPがゼロになり、会社に見切りをつける前。面と向かって文句を言えない私は、まだなんとか「仕事の成果」や「ビジネスの正論」を使って、間接的にアイツの無能さを暴き、ぐうの音も出ないほど黙らせてやろうと足掻いていました。

世間でよく言われる「上司にはホウレンソウを徹底しろ」「相手の期待を超える仕事をしろ」といったビジネス書のノウハウ。

あれは、相手が「まともな判断力を持った人間」であることが大前提です。

無能な上司に「仕返ししたい」という黒い感情を抱えていた私が、ビジネスの正論を実行してどう裏目に出たか。私の痛々しい自爆の記録を紹介します。

①「今の作業量をリスト化」して見せるも、サボりチェックの道具にされた

「これだけ仕事を抱えているんだから、少しは配慮しろ」

そんな無言の圧力をかけるつもりで、自分のタスクを可視化して上司に提出しました。

自分の無能なマネジメントを自覚させようとしたのです。

しかし、実務を知らない上司にとって、そのリストは私の苦労を測る物差しではなく、「サボりを見つけるためのチェックリスト」に成り下がりました。

「なぜこの作業にこんなに時間がかかるの?」という的外れな詰め方をされ、自分の負担を減らすためのリストが、逆に自分を追い詰める道具になってしまったのです。

②「期待以上の成果」を出そうと奮闘するも、次からの最低基準にされただけだった

圧倒的な実力を見せつけて上司を黙らせてやろうと、躍起になっていた時期もありました。

頼まれた資料に詳細な分析を加え、期日よりも前に完璧な状態で提出したのです。

しかし、良かれと思って出した120点のクオリティは、上司の中で勝手に「次からの最低基準」に設定されました。

私が優秀だから早く終わったのではなく、「この仕事は簡単なんだな」と変換され、「次からはこれもよろしく」と際限なく仕事が倍増していったのです。

私の反骨心は、ただ自分を都合のいい便利屋に引き下げるだけの結果に終わりました。

③「できないと言わずに裏で尻拭い」を続けるも、上司は自分の手柄だと勘違いした

上司の適当な指示のせいで発生した他部署とのトラブルも、私は裏で各所に頭を下げて完璧に火消しをしていました。

「あなたが無能だから、私が裏で全部直してやったんですよ」という強烈な当てつけのつもりでした。

しかし、私が必死に事態を収拾しても、当の本人は「ほら、俺のマネジメントが優秀だからうまく解決しただろ?」とドヤ顔で大勘違いするだけ。

私が埋めた落とし穴の存在にすら気づかず、また新たな思いつきの指示を飛ばしてくるのです。

それは、アイツを反省させるどころか、終わりのない徒労感だけが残るセルフ罰ゲームでした。

無能な上司に期待するのは非効率。怒りを捨てて「損切り」した日

アイツをまともな人間だと期待して「わからせよう」とするから、無駄な怒りが湧くのです。

最初から「話の通じない機械だ」と割り切るのが一番の正解だと、数々の自爆を経てようやく気がつきました。

そもそも、上が詰まっているバグみたいな構造の会社で、まともな評価など望めるわけがありません。

無能な上司に正当な評価などできるはずがないのだから、そこで努力するのは非効率の極みです。

会社でエネルギーを使って正面衝突して「仕返し」しようとするのは、無能な上司と同じ土俵に立つだけの愚かな行為でした。

私にはもう、転職する気力すら残っていません。

だからこそ、今の職場で感情を完全に殺し、契約通りの「必要最低限(100%)」の仕事に留めることにしました。

会社でのエネルギー消費を最小限に抑え、ただ「凪」の状態で給料分だけをこなし、定時でサクッと帰る。

これこそが、私の善意を搾取しようとする無能な上司に対する、もっとも現実的で静かな「撤退」という名の仕返しなのです。

しかし「ただ心を閉ざす」だけでは、物理的に降ってくる仕事は防げない

心の中で「もう頑張らない」「期待は完全に損切りした」と決別しました。

しかし、現実はそう簡単ではありませんでした。

心でいくら割り切っても、翌朝になれば目の前の無能上司は不機嫌な声を出し、物理的に無茶なタスクを投げてきます。

単に心を閉ざして「無視する」という態度をとろうとしても、今度は相手からのプレッシャーや、職場の重い空気に耐えきれなくなってしまったのです。

下手な無視をすれば嫌がらせがエスカレートし、断れば職場で孤立して動悸が止まらなくなる。

結局、その空気に負けて「わかりました」と引き受けてしまい、また自爆してしまうリスクが常に付きまとっていました。

精神的な見切りや「気の持ちよう」だけでは、物理的に降ってくる仕事から自分の身は守れないことに気づいたのです。

感情を交えず、ただの「事務作業」として上司の指示をさばく護身術

上司と正面衝突したいわけでも、職場で波風を立てたいわけでもありません。

ただ、長年染み付いた「つい断れずに引き受けてしまう癖」や、職場の空気に負けてしまう弱さは、気持ちだけで抑えきれるものではありませんでした。

だからこそ、自分を守ることを「メンタルの強さ」や「精神論」で解決しようとするのはやめました。

私に必要だったのは、相手を論破するコミュニケーション能力でも、理不尽に耐える気合いでもありません。

上司の攻撃や無茶振りを角を立てずにスルーし、ただの「作業」として相手のデスクに差し戻すための「事務的な手順(具体的な立ち回り)」だったのです。

私が都合のいい「便利屋」を抜け出し、自分の心身を守りながら定時で帰るために使っている、具体的な手順を次にまとめておきます。

精神論で無理をして消耗する前に、この「作業として断る仕組み」を取り入れてみてください。

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