「また保留ですか?」決断力ゼロの上司に疲弊した私が、期待するのをやめた理由

「また決めないのかよ……」
会議室に流れる、あの重くて気まずい沈黙。
「で、この件はどう進めますか?」と何度確認しても、「うーん……もう少し様子を見ようか」「他部署の意見も聞いてからだな」とお茶を濁される。
その「保留」というたった一言で、現場のスケジュールはドミノ倒しのように崩壊し、私たち部下の理不尽な残業が確定する。
あなたも、こんな「決断力ゼロの上司」に振り回され、静かに殺意を覚えたことはありませんか?
かつての私は、「この人は何のために管理職のイスに座っているんだ?」と苛立ちながらも、なんとか上司を動かそうと必死でした。
でも、ある事件をきっかけに悟ったんです。
彼らを変えようとするのは、圧倒的な時間のムダだと。
そして、彼らが発する言い訳やため息といった「不快なノイズ」から、物理的にも精神的にも距離を置かないと、私が壊れてしまうと。
今回は、私が過去に直面した「決めない上司」たちの泥臭い実態と、彼らに期待するのをやめて「自分の心を守る」と決めるまでの話をしたいと思います。
「決めない上司」の生態:私が遭遇した3つの絶望

巷のビジネス書には「上司が意思決定しやすいように、判断材料を揃えましょう」なんて綺麗な正論が書かれています。
私も最初はそれを信じて、徹夜でデータを集め、選択肢をA・B・Cと用意して提案しました。
でも、現実は教科書通りにはいきませんでした。
私が現場で遭遇した「決めない上司」たちは、大きく3つのタイプに分けられました。
1. 「正解がないと動けない」怯える子羊タイプ
一番最初に遭遇したのは、人が良いだけで管理職になってしまった上司でした。
彼は「決断」という行為そのものに怯えていました。
会社の方針も、自分の判断軸も持っていないから、私たちがいくら完璧な資料を持っていっても「本当にこれで大丈夫かな…?」「上に怒られないかな…?」と足踏みするのです。
このタイプには、私が「こうすべきです」と強く言い切ることでなんとか前に進められました。
しかし、それは実質的に「私が上司の代わりに責任を被る」ことを意味していました。
給料は据え置きなのに。
2. 「責任を1ミリも負いたくない」逃げ切りタイプ
本当にタチが悪かったのはこれです。
そして、これが私に「もうこの人たちに期待するのはやめよう」と決定的に悟らせた【ある事件】の主犯でもありました。
彼は意思決定者であるにもかかわらず、決断による「リスク」から全力で逃げようとしました。
私が提案書を持っていっても、「俺はいいと思うけど、一応部長にも確認しといて」「これ、もし失敗したらどうリカバリーするの?」と、とにかく保険をかけようとします。
ある時、期限が迫っていたため「○日までに回答がなければ、このプランで進めます」とメールで念押しして実行に移したことがありました。
結果、少しだけ他部署とトラブルになった際、彼は私をかばうどころか、会議の席でこう言い放ちました。
「私はまだ正式に承認した覚えはないんですがね。彼が勝手に進めたようで……」
目の前でハシゴを外された瞬間の、あの血の気が引く感覚と強い怒りは、今でも忘れられません。
誰もいなくなった夜のオフィスで一人、理不尽な始末書の案を作りながら、ふと気づいたんです。
「私、誰のために自分の人生削ってるんだろう」って。
静まり返ったフロアに響く自分のキーボードの音がやけに虚しくて、いっそイヤホンで両耳を塞いで、この現実から逃げ出したくなりました。
3. 「マウントを取るだけでハンコは押さない」評論家タイプ
最も私の心をすり減らしたのが、このタイプです。
一見すると論理的で思慮深そうに見えるのですが、やっていることは「重箱の隅をつつく」だけ。
「ここ、データが足りないよね」
「前例がないからリスクが高すぎる」
「関係するあの部署には根回ししたの?」
いくら資料を修正しても、無限に難くせをつけて却下してきます。
彼らの目的は「より良い決断をすること」ではありません。
「部下の提案を却下することで、自分の有能さ(マウント)を示しつつ、何も決めないという安全地帯に留まること」でした。
彼らの意味のない言い訳や、人を小馬鹿にしたようなため息を聞くたびに、私は本気で耳を塞ぎたくなる衝動に駆られました。
結局、私は提案する気力すら奪われ、「言われたことだけやろう」と心を閉ざすようになりました。
「私がなんとかしなきゃ」という呪いからの解放

ビジネス書を開けば、「上司を逆マネジメントせよ」「期限を区切って決断を迫れ」と書かれています。
でも、それを実践して分かったのは、決めたくない上司を無理やり動かそうとすると、その反動(責任転嫁や逆ギレ)はすべて部下である自分に降りかかってくるという残酷な現実でした。
「上司が決めないから、私がなんとかしなきゃ」
真面目で責任感の強い人ほど、この呪いにかかってしまいます。
でも、よく考えてみてください。
意思決定をして責任を取る。
そのために、彼らは私たちより高い給料をもらっているはずです。
彼らが仕事を放棄している尻拭いを、なぜ私たちが身を削ってまでやらなければならないのでしょうか?
私は、上司を変えることを諦めました。
「この人は、こういう無能な生き物なんだ」と受け入れ、会社や上司に期待するのを一切やめたのです。
決めるのは上司。自分の心を守るのは「私」

「ここは上司に決めてもらわないと進みません。判断をお願いします」
そうボールを投げたら、あとは放置する。
もしそれでプロジェクトが遅延しても、それは「決めなかった上司の責任」であり、私が焦って夜眠れなくなる必要はない。
「『ボールを投げて放置する』なんて無責任じゃないか?周りの同僚に迷惑がかかるのでは?」
……真面目で優しいあなたは、そうやって自分を責めてしまうかもしれません。
でも、大丈夫です。あなたは今まで、他人の無能さの犠牲になって、十分に泥を被ってきました。
これ以上、あなた自身をすり減らす必要なんてどこにもないんです。
そうやって「自分」と「会社(上司)」の間に明確な境界線を引けるようになってから、私の心は劇的に軽くなりました。
通勤電車の中くらいは会社のノイズを完全にシャットアウトし、好きな世界に没入して自分を取り戻す余裕も生まれたのです。
上司が決めないのは、上司の問題です。
あなたが責任を感じて、一人で抱え込む必要はありません。
まともに戦って心を壊されるくらいなら、「戦略的に見限る」ことだって、立派な生存戦略なのですから。
どうか、無責任な上司のために、あなたの大切なエネルギーと時間をすり減らさないでくださいね。
「私がなんとかしなきゃ」とあなたが頑張るほど、決めない上司は都合よくあなたに寄りかかってきます。
そして、いざという時は平気でハシゴを外すんです。
かつての私がそうやって心身をすり減らした末に辿り着いたのは、彼らを「まともに相手にしない」という生存戦略でした。
罪悪感を持たずに、涼しい顔で自分を守る技術。
もう上司の尻拭いや理不尽なノイズに疲れたあなたへ、私が実践している泥臭い「スルー技術」を置いておきます。
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