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「私ばかり…」理不尽な仕事の割り振りを波風立てずにスッとかわす省エネ仕事術

「私ばかり…」理不尽な仕事の割り振りを波風立てずにスッとかわす省エネ仕事術

「なんで私にばかり、こんな理不尽な仕事の割り振りをされるんだろう……」

夕方、自分のタスクをなんとか終わらせようとしているときに、他人の分の雑務までしれっと押し付けられて、パソコンの前でため息をつくことってありませんか?

内心「おかしい」と思いつつも、職場で波風を立てたくなくて、つい引き受けてしまうんですよね。

でも、「任された仕事は期待の表れだから、責任感を持ってやり切ろう」というのは世間の綺麗な嘘です。

真面目に向き合って理不尽な仕事を抱え込むほど、あなたが「便利な人」として都合よく使われて損をするだけなんです。

この記事では、会社のためにこれ以上あなたの気力をすり減らさないための、角を立てずにスッと断る「省エネなやり過ごし方」をお伝えします。

「責任感を持ってやり切ろう」と頑張って、私が大失敗した3つの仕事理不尽エピソード

世間のビジネス書などでは、「任された仕事は期待の表れ。期待に応えて評価を上げよう」と言われますよね。

もしかすると、あなたもその言葉を信じて頑張ってきたのかもしれません。

私も最初はそう信じて、理不尽な仕事の押し付けにも笑顔で応えていました。

でも、それがかえって自分の首を絞めることになったんです。

まずは、真面目にアドバイス通りに行動した結果、痛い目を見てしまった私の3つの失敗エピソードを聞いてください。

期待に応えようと残業を引き受けたら、それが「私の当たり前の仕事量」にされた

最初は「頼りにされているのかな」と少し無理をして、他人の分の仕事まで残業して終わらせていました。

でも、一度でも文句を言わずにやってしまうと、次からは「この仕事はあいつに振ればいい」と周りに思われてしまうんですよね。

気がつけば、その理不尽な量のタスクが「私の当たり前の仕事量」として完全に固定されてしまい、定時で帰れないのが日常になってしまいました。

真面目に引き受けるほど、ただの都合のいい人として扱われるようになってしまったんです。

上司に「仕事量が理不尽です」と相談したら、「君ならできる」と丸め込まれた

「さすがにこの量はおかしい」と思って、思い切って上司に相談したこともありました。

でも、上司からは「今ちょっと人が足りないからさ」「君ならできると期待してるんだよ」と、都合のいい言葉で丸め込まれて終わりました。

上司は現場の業務量をちゃんと管理するよりも、文句を言わずに引き受けてくれる人にそのまま押し付けておく方が楽なんですよね。

真面目に現状を訴えて話し合おうとしても、根本的な解決にはなりませんでした。

周囲のフォローまで抱え込んでいたら、結局パンクして私が怒られる羽目になった

それでも「私がやらなきゃ現場が回らない」と責任感を感じて、周りのフォローまで抱え込んでいました。

でも、一人でできる量には限界がありますよね。

結局、無理がたたって自分のタスクで小さなミスをしてしまい、後になって「なんでこんなこともちゃんとできないんだ」と私が上司から怒られる羽目になりました。

他人の分まで無理をして頑張ったのに、ミスをした時だけ責任を問われるなんて、本当に馬鹿らしいですよね。

なぜ、真面目に仕事を引き受けるほど私たちが大損するのか?

「今の状況、私の仕事量だけが理不尽じゃない?」と気づいたときには、もう身動きが取れなくなっていることが多いんですよね。

今の状況は例えるなら、「スーパーのレジで、他人のカゴの分まで勝手にお金を払わされている」ような状態です。

なぜ、私たちのような真面目な人間ばかりが損をする構造になっているのか、少し冷たい現実をお話しさせてください。

会社にとって、文句を言わずに引き受ける人は「一番便利な作業員」だから

会社や上司の立場からすると、仕事を頼んだ時に「それは私の担当じゃありません」「時間が足りません」と反論してくる人は扱いづらいものです。

逆に、多少無理な量でも「はい、やります」と文句を言わずに引き受けてくれる人は、ただの「一番便利な作業員」として認識されます。

現場の負担を減らそうと真面目に頑張る人ほど、皮肉なことにどんどん仕事を押し付けられやすくなってしまうんです。

一度でも受け入れてしまうと、次からは断るハードルがどんどん上がっていくから

「今回だけは仕方ない」と思って引き受けてしまうと、それが次の基準になってしまいます。

「前はやってくれたのに、なんで今回はダメなの?」という空気ができあがり、次からはさらに断りづらくなるんですよね。

真面目に期待に応えようとした結果が、自分で自分の首を絞めることになり、断るハードルをどんどん高くしてしまうんです。

他人の分のタスクまで抱え込んでも、あなたのお給料は1円も増えないから

これが一番馬鹿らしい現実なのですが、他人の分の理不尽な仕事まで残業して終わらせても、あなたのお給料が2倍になるわけではありません。

むしろ、自分の時間を削ってまで他人の尻拭いをしているのに、ミスをすれば自分の責任にされます。

真面目に抱え込めば抱え込むほど、自分の時間と気力だけが一方的に搾取される、ただの「損な役回り」になってしまうんです。

世間のノウハウも、ちゃんと一人ひとりの仕事量を管理してくれる会社なら機能するのだと思います。

でも、私の職場では通用しませんでした。

上司も会社も変わりませんし、頑張ったところでそんな会社がまともに評価してくれるはずもありません。

だから、「自分が頑張って全部終わらせよう」という無駄な努力は手放して、波風を立てずに最小限のエネルギーでかわす方向にシフトしたほうがいいと思うんですよね。

波風を立てずに理不尽な仕事を断る、3つの省エネなやり過ごし方

ここからは、明日から現場ですぐに使える具体的なやり過ごし方をお話ししますね。

相手と戦うような強い気合いはいりません。 ただ、波風を立てずに断るためには、最初の1回だけ、ほんの少しの勇気を持って「引き受けられない現実」をそのまま相手に突き返すことが必要です。

角を立てずに、責任のボールをそっと相手に戻す。そのための具体的な3つの手順をお伝えします。

感情を捨てて、「手持ちの工数」の事実だけを1行のテキストで返す

理不尽な仕事を振られたとき、その場で「どうして私がやるんですか」と感情的に言い返すのはNGです。

これは例えるなら、「自動販売機にお金を入れて、ジュースが出ないからと機械を蹴飛ばして怒っている」ようなものです。機械を蹴っても余計に壊れるだけですよね。

相手に反発するのではなく、「現在、〇〇と△△の業務を抱えており、今週中は手が空かない状況です」と、手持ちの工数という「事実」だけをテキストで淡々と返します。

感情を交えずに「ただの事務作業」として状況を伝えるだけで十分です。

「その業務を行う場合、既存業務Aの納期がずれます」と選択肢を相手に選ばせる

それでも強引に押し付けられそうになったら、自分で抱え込まずにトレードオフ(交換条件)を提示します。

これは、「レストランで『ハンバーグもエビフライも今すぐ持ってこい』と無茶を言う客に、『どちらか一つなら今すぐ作れますが、どうしますか?』とメニューを突き返す」ようなイメージです。

「分かりました。ただ、その業務を優先する場合、現在進めている〇〇の納期が来週にずれますが、どちらを優先しますか?」と聞くんです。

こうすれば、「仕事を断った」のではなく「上司に優先順位の判断を仰いだ」という形になり、責任は相手に移ります。

理由や言い訳を添えず、決定権を相手に戻して静かに待つ

一番やってはいけないのは、相手に選択肢を投げたあとに「私がもっと手際よくやればいいんですけど……」「残業すればなんとかなるかも……」と、余計な言い訳やフォローを自分から添えてしまうことです。

これは例えるなら、「せっかく相手のコートに打ち返したテニスボールを、自分からネットをくぐってわざわざ拾いに行き、また抱え込んでしまう」ようなものです。

相手に選択肢を投げたら、あとは「どちらを優先しますか?」と決定権を相手に戻し、静かに待つ。

余計な言葉を足さず、相手が答えを出すまで自分の手は止めておく。

これ以上こちらから関わらないのが正解です。

でも、そんなふうに事務的に断ったら、職場で嫌われない?

少し冷たく聞こえるかもしれませんが、私も最初は「こんなこと言って怒られないかな」と心臓がバクバクしました。

でも実際にやってみたら、上司は「あ、そうなんだ。じゃあ別の人に振るわ」「それなら納期は後でいいよ」と、あっさり引き下がったんです。

波風を立てないため「だからこそ」、感情という燃料を与えずに事実だけを伝えるこの方法が、一番すんなりと相手に諦めさせる構造になっているんです。

理不尽な状況からは「感情の省エネ」でさっさと抜け出そう

最初は少し怖いかもしれませんが、慣れてしまえば本当に驚くほど職場で疲れなくなります。

明日からでも遅くはないので、もしまた理不尽な仕事を押し付けられそうになったら、「余計な感情を交えず、淡々と状況だけを伝えるやり方」をぜひ一度試してみてくださいね。

……ただ、ここからは少し余談なのですが。

私の場合、職場でこの方法を使うようになってから、日中のダメージは劇的に減ったんです。

でも、後になってから「そういえば、なんで私ばっかりあんなに仕事量を押し付けられなきゃいけなかったんだ?」って、ムカついてくることってありませんか?

帰り道の電車の中や、家に帰ってお風呂に入っているとき、あるいは布団に入って目を閉じたふとした瞬間に、昼間の相手の言葉や嫌な表情がふと思い出されて、急にムカムカしてきちゃうんですよね。

これ、「思い出し怒り」とか「反芻(はんすう)思考」って言うらしいんですけど、せっかく職場でうまくスルーできたのに、自分のプライベートな時間まで相手に削られてしまうのは、本当にもったいないし悔しいですよね。

もしあなたも、私と同じように「家に帰った後や寝る前に、仕事のモヤモヤが蘇ってきてイライラしてしまう」という経験があるなら、私が実際にやってみて助かった「思い出し怒りへの対策」をこちらの記事にまとめておいたので、よかったら読んでみてください。

また、ここまで読んでみて、 「言いたいことは分かるけど、うちの会社でそこまで完全に割り切るのは無理かも……」 「スルーするだけじゃなくて、もう少し波風を立てずに上手く立ち回る方法(仕事術)を知りたいな」 と感じた方もいるかもしれません。

そうですよね。会社や上司のタイプによって、正解の立ち回り方は変わってきます。

もし「今の自分に合った、もう少し現実的なコミュニケーション術や仕事術を探したい」という場合は、こちらの方法がおすすめです。

本屋に行かなくても、スマホで何十冊というビジネス書や仕事術の本をパラパラとめくることができるので、「最初から最後まで真面目に読まず、目次を見て今の自分に使えそうな立ち回り方だけを拾い読みする」という使い方ができますよ。

仕事はあくまで生活の一部です。

理不尽な相手にあなたの貴重な時間を渡さないためにも、まずは今日から「感情の省エネ」で自分を守ってあげてくださいね。